「分かりません」という勇気があれば現場はスムーズに進む【がんばれ建設2062】
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がんばれ建設
~建設業専門の業績アップの秘策~
ハタ コンサルタント株式会社 降 籏 達 生
■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■2022年11月21日
NO2062
◆「分かりません」という勇気があれば現場は
スムーズに進む
現場代理人には度量と器量が必要です。
度量とは現場代理人に必要な能力を有していることです。
では「器量」とは何でしょうか。
それは3つのポイントがあります。
◆「分かりません」と言えること
技術者は往々にして知ったかぶりをするものです。
たとえ言われたことがよく理解できていなくても、
分かったような顔をする人が多いです。
それが逆の立場だと困ってしまいます。
伝えたつもりが伝わっていないため、
現場はスムーズに進みません。
勇気を持って「分かりません」と言える人が、
器量の大きい人です。
◆「それおもしろいね」と言えること
部下や協力会社から何か提案があったとき、
多くの技術者は
「それは無理だ」
「そんなこと、できるわけないだろう」
「何をバカなことを言っているのだ」
と言います。
すると話した人は、「二度と提案するものか」
と思うものです。
一方、たとえよい提案でなくても「それおもしろいね」
と言うと、部下や協力会社は、
さらに提案してくれるようになるでしょう。
よい提案でなくても「それおもしろいね」と
言える人が、器量の大きい人です。
◆批判されても「ははは」と笑えること
現場代理人などになると、批判の対象になるものです。
「頼りないな」
「判断が遅すぎるよ」
「何を考えているのか分からない」
などです。
器量とは「うつわのりょう」です。
どんな批判をされようと、「ははは」と笑い飛ばす
器の大きさが欲しいものです。
あなたを批判したり、からかったりするのは、
あなたに対する羨ましさの裏返しだったり、
あなたと話すことの心地よさのせいで、からかうのを
悪いことと感じていないためだったりするのです。
そういう時に攻撃されているように感じるなら、
あなたの器量は小さいのです。
現場代理人であるなら、大きな器量を
身につけたいものです。
『運をつかむ人 16の習慣』マーク・マイヤーズ
著を一部参考にしました。
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【編集後記】
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週末には、ハタ コンサルタント株式会社の
24期経営計画発表会を開催しました。
その中で社員さんが各自の1年間の充実体験を
話すカリキュラムがあります。
これがとても個性的でおもしろいのです。
明るく、笑いながら新しい期を迎えることが
できたことに、感謝します。
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