ドローンとAIを活用して橋梁点検を効率化する方法とは【がんばれ建設2064】
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がんばれ建設
~建設業専門の業績アップの秘策~
ハタ コンサルタント株式会社 降 籏 達 生
■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■2022年11月24日
NO2064
◆ドローンとAIを活用して橋梁点検を効率化する方法とは
2014~18年度のインフラ一斉点検で「緊急」または
「早急」に修繕すべきだと判定された都道府県管理の
トンネル2196カ所のうち、今年3月末時点で
29.1%の修繕が終わっていないことが
11月21日、国土交通省の調査で分かりました。
この点検は、12年12月の中央自動車道笹子トンネル事故を
受けて始まったものです。
一方、多く橋梁も同様に危険な状態です。
ただし、山間部、橋脚が高いものは簡単に
点検ができず、手つかずの橋梁も多くあります。
そんな中、橋梁の危険な損傷箇所をAIで
瞬時に抽出する技術が開発されました。
エイト日本技術開発とジャパン・インフラ・ウェイマークは
共同で、橋梁を撮影した画像から危険な損傷箇所を
抽出するAI(人工知能)を開発しました。
ドローンで撮影し、リアルタイムで取得した画像に
対して用いることで、橋梁保全のさらなる
効率化や迅速化を目指しています。
目視する代わりにドローンを飛ばして撮影すれば、
状態把握に要する労力は減らせますが、
画像を頼りに損傷箇所を見つけ出すのに
時間がかかり、熟練性が求められます。
開発したAIでは、橋梁の静止画像を解析して、
損傷の疑いがある箇所を数秒で抽出し、
抽出の信頼度を表す数値とともに表示します。
数値が上限である100に近いほど、危険度の高い
損傷箇所となります。
抽出できる損傷の種類は、「鋼材の塗膜剥離」
「腐食を表すうろこ状のさび」「コンクリート浮き」
「補修シート内浮き」「鉄筋露出」の5種類です。
このような技術を活用し、早期にインフラの
安全性を高めたいものです。
詳しくはこちらをご覧ください。
https://www.jiw.co.jp/2022/10/24/917/
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【編集後記】
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先日カメラマンにご来社いただき、コンサルタント
8名の写真撮影をしました。
2023年セミナーパンフレットにてお披露目します。
さすがにプロのカメラマンは実物以上によく撮影しますね。
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