現場の雰囲気を悪くする現場代理人の4タイプ【がんばれ建設2065】
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がんばれ建設
~建設業専門の業績アップの秘策~
ハタ コンサルタント株式会社 降 籏 達 生
■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■2022年11月28日
NO2065
◆現場の雰囲気を悪くする現場代理人の4タイプ
現場の雰囲気は現場代理人が作ります。
ただ、現場代理人は現場組織の
トップであるがゆえに、問題点を周囲から
注意されないことがあります。
すると現場の雰囲気が悪くなり、その結果、
よい成果が出ません。
では現場の雰囲気を悪くする現場代理人とは
どんなタイプなのでしょうか。
◆Aとにかく自分中心 自信家タイプ
部下や協力会社の意見を聞かず、
「やっぱりオレがやらないとダメだ」
「うちの現場には使えないやつが多い」
といった部下や協力会社に対する不満を
よくこぼすタイプです。
このような現場代理人は、自信家タイプです。
強引に話を進める傾向が強く、周囲の話を
しっかり聞きません。
◆B過剰な管理で縛る 疑心暗鬼タイプ
人を信じられない疑心暗鬼タイプの
現場代理人は、部下や協力会社を強く縛りつけ、
管理し、コントロールしようとします。
細かいことまで報告させ、すべてのメールに
自分のアドレスをCCに付けさせ、
内容を確認しようとします。
また現場の細かいルールを定め、
それに違反すると厳しく叱責します。
人を疑うことから生まれた過剰な管理では
到底、社員や協力会社の自主性は期待できないし、
現場の組織力が強まることはないでしょう。
◆C正論で追い詰める 理想家タイプ
正論で部下や協力会社を追い詰めていく
傾向がある現場代理人です。
小さなミスも自分の価値観に照らし合わせて
「許さない」と判断すれば、反省や挽回の
機会を与えません。
自身の理想が高く、「価値観の強制」を
してしまうタイプです。
◆D悪化を止められない 見て見ぬふりタイプ
優しくて人当たりの良い、人情味のある
現場代理人でも、現場の雰囲気を
悪くすることがあります。
見て見ぬふりをするタイプです。
このタイプの現場代理人は、何事も判断が
後手に回ることが多く、軽傷で済む話も
大きなトラブルに発展したりします。
その結果、部下や協力会社はその後処理に
奔走させられ、疲弊してしまうのです。
ここまで問題のある4タイプの経営者の特徴を
見てきました。
どのタイプも共通して言えるのは、
「偏ったものの捉え方をしている」ということです。
人は誰しも、4タイプの特徴を少なからず持っ
ているでしょうが、問題となるのはそれが極端なケースです。
私は、BやCのタイプに近いので、極端にならないよう、
注意しないといけないと感じます。
現場代理人の問題行動は、現場が窮地に陥ったり、
大きなトラブルを抱えたりしたときに顕著に表れるものです。
自分のタイプを知り、対処したいものです。
「日経トップリーダー」2022年9月号の記事を
一部参考にしました。
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【編集後記】
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新幹線の乗客数が顕著に増えてきました。
駅の土産物売り場にも人があふれています。
第8波を乗り越え、景気をよくしていきたいものです。
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