いやな現場に配属されたときこそチャンスだ【がんばれ建設2067】
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がんばれ建設
~建設業専門の業績アップの秘策~
ハタ コンサルタント株式会社 降 籏 達 生
■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■2022年12月5日
NO2067
◆いやな現場に配属されたときこそチャンスだ
世の中思い通りにいかないことだらけです。
私事ですが、私は海外工事をやりたいと思って
ゼネコンに入りました。
しかし配属されたのは名古屋支店でした。
また、できれば生まれ故郷である関西に
異動したいと思っていろいろ働きかけましたが、
叶いませんでした。
しかしその後、海外工事は低調になり、
名古屋にいたおかげで創業のパートナーと
出会うことができ、ハタ コンサルタント株式会社を
起業することができました。
コメディアンの萩本欽一さんは
「司会はできないから、司会だけはやりたくない」
と事務所には言っていたそうです。
しかし、コント55号を解散したら、
司会の仕事ばっかり頼まれたといいます。
初めて司会したとき、司会が苦手なので、
出場チームの名前も忘れてしまい、
「つぎのチームは、え~と…、誰だっけ?」
とこんな感じ。
ところが、これがウケて、
「あんな新しい司会はいない。
ぜひ、うちの局でもやってください」
と仕事の依頼がたくさんきたそうです。
あなたにも同じような経験があるかも
しれません。
建築の仕事をしたかったのに、
受験に失敗して土木の道に進んでしまった。
設計をしたかったのに、施工部門に配属になった。
施工を続けたいのに、営業部に異動になった。
人生では予期せぬ偶然ということが起きるものです。
これをセレンディピティといいます。
3Mが開発したポストイットは、
研究員が強力な接着剤の開発をしていたところ、
偶然、粘着性の弱い製品が出来上がってしまい
商品化されました。
Twitterは、もともと社員が遊びとして作った
ショートメッセージの交換ツールでした。
やがて社内で人気となり、正規のサービスとして
リリースされたのです。
嫌な現場に配属されたり、合わない上司と
一緒の職場になるなど、思い通りにいかなくても
決して腐らず、そこにこそ運が落ちてる、
と考えて前向きに進みたいものです。
『欽言力(きんげんりょく)』萩本欽一著
を一部参考にしました。
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【編集後記】
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先週は文字通り日本列島を横断しました。
天候が安定しているので、安心して移動できます。
「全国旅行支援」には大いに助けられています。
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