社長ブログ

帝国ホテルのコーヒーが1杯2000円でも売れる理由とは【がんばれ建設2083】

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がんばれ建設 
~建設業専門の業績アップの秘策~
ハタ コンサルタント株式会社 降 籏 達 生
■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■2023年1月17日
NO2083

◆帝国ホテルのコーヒーが1杯2000円でも

売れる理由とは

東京・帝国ホテルのロビーでコーヒーを注文すると、

1杯2000円します。

たとえ金額的には高いと思っても、帝国ホテルなら

そのくらいすると感じるものです。

しかし街中の喫茶店で1杯2000円のコーヒーが

あっても高いと感じ、誰も買わないでしょう。

コーヒー1杯の原価は20円程度といわれています。

帝国ホテルのコーヒーも、おそらく似たような

原価でしょう。

帝国ホテルと街中の喫茶店の違いをひと言で表すと

ブランド力です。

帝国ホテルには帝国ホテルというブランドの

力があります。

そしてその力が1杯のコーヒーの価値を2000円まで

高めてくれるのです。

例えば、「帝国ホテルコーヒーショップで待ち合わせ」

というと大事に扱われているような気がします。

また帝国ホテルの座席は離れており、

話していることが隣の座席に漏れ聞こえる

心配はありません。

これが帝国ホテルのブランドにつながっているのです。

ではどうすれば、ブランド力が上がるのでしょうか。

ブランディングの手法は、3つあります。

◆組織ブランディング

組織ブランディングとは、会社組織そのものに

価値を持たせるブランディングです。

そのためには、ストーリーが重要です。

建設物を作るにあたっての経緯や、創業者や経

営者の思いをきちんとお客様に伝えることが

できるかどうかで、お客様の感じ方が異なります。

大工をしていた創業者が、地元木材のよさを

多くの人に伝えたいと思い、住宅会社を創業した、

などのストーリーが組織をブランド化します。

ちなみにハタ コンサルタント株式会社は、

私が生まれ故郷神戸で起きた阪神淡路大震災にて

被災したことをきっかけに、災害に負けない

国土を作るため、建設技術を向上させることを

目的として創業しました。

◆建設物ブランディング

建設物ブランディングとは、建設物そのものに

価値を持たせるブランディングです。

無垢の材料を使っている、SDGsに配慮した設計を

している、有名な〇〇という建物を建設したなどです。

ISO9001を取得する事も、自社の

商品ブランディングの手法です。

◆社員ブランディング

社員ブランディングは、社員や協力会社の職人に

魅力があることによるブランディング手法です。

全社員が一級建築士を取得している、

社員のホスピタリティが高いなどです。

この3つのブランディングをすべて網羅することが

できれば、最強のブランディングをすることが

できるでしょう。

ブランディングすることで、他社より価格が高くても

お客様が行列を作るような、建設会社を作りたいものです。

このたび、社員ブランディングを高めるための

研修会を開催します。

『CA流おもてなし~航空会社から生まれた“真実の瞬間”』

と題して、元CAの原口 雅子さんにお話しいただきます。

【内容】

スカンジナビア航空(SAS)

・・・赤字経営を脱却するための戦略の一つ

 “真実の瞬間”が顧客の心を捉えた

異業種からみえてくるCS(顧客満足)

CSのベースにあるものはES(従業員満足)

CSからCD(顧客感動)へ

日 時

2023年1月20日(金)14:00~17:00

ZOOM開催

(会場では開催いたしません)

■参加費

一般参加:3,000円

ISO推進フォーラム会員:無料

詳しくはこちらをご覧ください。

ISO推進フォーラム申込フォーム

『繁盛する小飲食店のつくり方』亀山純一著を

一部参考にしました。

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【編集後記】
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昨日は、毎月1回開催する月刊致知を用いた

社内勉強会を開催しました。

同じ記事を読んでも異なる解釈があることに

気づいた有意義な学びの場でした。

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