アイリスオーヤマが魅力的な新商品を作り続ける3つの秘訣【がんばれ建設2084】
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がんばれ建設
~建設業専門の業績アップの秘策~
ハタ コンサルタント株式会社 降 籏 達 生
■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■2023年1月18日
NO2084
◆アイリスオーヤマが魅力的な新商品を
作り続ける3つの秘訣
毎年1000商品を新たに開発するアイリスオーヤマ。
そのハイペースな商品開発を可能とするのが、
毎週の「3分プレゼン」です。
徹底したプレゼンの効率化は資料の在り方に
もポイントがあります。
アイリスオーヤマの資料作成術を建設業に
どう活かすかを考えてみましょう。
1)パワポでなくエクセルを使う
アイリスの新商品開発会議では10枚前後の
Excelシートを用意しますが、発表時に使うのは
サマリを含めて2~3枚程度。
残りのシートは質問に答えるときに必要に
応じて投写します。
日常使っているエクセルファイルを、
プレゼンでも使った方が効率的という考えです。
建設業でもお客様や社内でプレゼンする機会が
多いですが、パワポで時間をかけて作る事例を
よくみかけます。
効率化を考えるとエクセルを使うのがよいでしょう。
2)決めて欲しいことを明記する
プレゼン資料で最も重要なのは、
「今日何を決めたいか」が簡潔に示された
「サマリ」という1枚目の資料です。
ここで、当日何の決裁を受けたいのかを明確にし、
背景説明をします。
例えば、「価格を決めて欲しい」、「仕様を決めたい」
「販促方法を決めたい」などの決めて欲しいことを
明確にするのです。
建設業では、「工法を決めたい」「予算を決めたい」
「工期を決めたい」など会議やプレゼンにて
決めたいことを最初に伝えることが必要でしょう。
3)プレゼン時間は10分
アイリスの1件当たりのプレゼン時間は、
質疑応答を含めても5~10分程度。
登壇者が説明に使う時間は通常3~5分です。
このプレゼンを段階的に繰り返す形で進みます。
概ね3回程度で完結するように進めるそうです。
建設業では、施工検討会、予算検討会などが
1時間以上延々と続くことをよく見かけます。
しかし1案件10分と決め、3回程度の会議で施
工法や予算を決めると手戻りが減り、効率的でしょう。
ぜひ3つのポイントを活用して、時間の効率化、
働き方改革を進めましょう。
日経トレンディ2022年10月号大橋 源一郎
著の記事を一部参考にしました。
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【編集後記】
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現在、VR、MR教材を構築中です。
より魅力的な教材とするよう工夫しています。
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