今どきの新入社員のやる気を高める3つのポイント【がんばれ建設2085】
■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■
がんばれ建設
~建設業専門の業績アップの秘策~
ハタ コンサルタント株式会社 降 籏 達 生
■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■2023年1月19日
NO2085
◆今どきの新入社員のやる気を高める3つのポイント
新入社員の気質や傾向は、年々変わります。
特に昭和世代にとっては、令和世代の若ものの
気持ちをなかなか理解できないでしょう。
そこで今どきの新入社員のやる気を高めるための
3つのポイントをご紹介します。
1)想像力に欠ける
スマホやITに幼いころから接しているので、
その操作方法は長けています。
しかしそのことで、相手の気持ちや今後
どうなるかを察する想像力に欠けているようです。
そこで、新入社員に接する際には、想像力をか
きたてるような問を投げかけるといいでしょう。
「君がもし職人の立場だったら、どんな指示を
受けると仕事がやりやすいと思う?」
「もしもこのことを関係者に連絡しないと、ほ
かの部署にどんな影響があるだろうか?」
「この工事のことを、近隣住民はどう捉えて
いると思う?」
このような視座、視野、視点を変えるような
問いかけをすることで、自ら考える力を
育成することができます。
2)納得しないと動かない
「個人の生活」と「仕事」との関係が、
昭和では「ライフ・イン・ワーク」
(仕事の中に生活がある)から、
平成では「ワーク・ライフ・バランス」
(仕事と生活をバランスさせる)へと変わり、
さらに令和では「ワーク・イン・ライフ」
(生活の中に仕事がある)へと変わりつつあります。
そのため「会社の方針だから」「上司の命令には従え」
という言い方では新入社員は反発を持つでしょう。
そこで仕事の意味や目的を伝えながら指示を
することが必要です。
「あすまでに写真整理せよ」
↓
「あす顧客に報告をする必要があるんだ。
その際、仕事の成果を見える化するために
写真が欠かせない。
写真整理が得意な君にそれをやってもらえないだろうか」
3)成長できる組織を求める
大卒学生に「なぜその会社に就職を決めたのか」
と聞くと「自らの成長を期待できる」からと
答えた学生が47.7%でした(リクルートキャリア調べ)。
つまり、成長が実感できる会社で働きたいと
いうことです。
逆に、入社後、そこに物足りなさを感じると、
いとも簡単に離職する見切りの早さが
この世代の特徴と言えます。
そのためにはプラスとマイナス両方の
フィードバックが必要です。
「手順書の作成、早かったね」(プラス)
「ただ、危険要因が一つ抜けているよ。
この部分を追記しよう」(マイナス)
最近の若者たちは、自分の成長のためなら
耳の痛いことも言ってもらいたいという
願望をもっています。
したがって、ほめるばかりではなく、時には叱る
(注意する)と、新入社員の成長実感が高まります。
これらの新入社員の特性を踏まえ、
建設業に特化した新入社員研修を4月に開催します。
一日も早く現場に慣れ、また品質、原価、工程、
安全、環境の基本を習得することができます。
札幌、東京、名古屋、大阪、福岡とオンラインにて
開催します。
長く建設会社で働く社員になってもらうために
ぜひご活用ください。
詳しくはこちらです。
PHP研究所2022年12月21日記事を
一部参考にしました。
*************************************************
【編集後記】
*************************************************
年始からオンラインセミナーを連続して
実施しています。
カメラ越しに熱さを伝えられるようがんばります。
*************************************************