社長ブログ

残業減らして、ハラスメント防止したのに、若手が辞める本当の理由【がんばれ建設2089】

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がんばれ建設 
~建設業専門の業績アップの秘策~
ハタ コンサルタント株式会社 降 籏 達 生
■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■2023年1月27日
NO2089

◆残業減らして、ハラスメント防止したのに、

若手が辞める本当の理由

働き方改革改正法の施行を1年後に控え、残業を

減らすために苦労している会社が多いようです。

残業を減らす目的は、法違反を防ぐことと共に、

若手の離職を防止することでもあります。

さらに2022年4月に施行されたハラスメント規制法を

受けて、特にパワハラの防止対策を進めている

会社も多いです。

ここで問題が発生している建設会社があります。

残業を減らし、ハラスメントを規制しても、

「職場がゆるすぎて辞めたい」と考える若手社員が

増えているのです。

「このまま会社にいても成長できないのではないか」

「何をしても怒られない」

「ミスをしても上司が勝手にフォローしてくれる」

「経験やスキルを得る機会がない」

など、「ゆるい職場」に危機感を感じた若者が

会社を辞めていっています。

このような会社は「ゆるブラック企業」と言われます。

上司や中堅社員に対して意見を聞くと、

「怒るとパワハラと言われるから怒れなくなった」

「叱ると辞めてしまう」

「残業をさせられないので、自分がその仕事を

こなしている」

などの事情があるようです。

その結果として「優しくしたのに部下が辞めてしまう」のです。

「優しくしたのに部下が辞めてしまう」と

頭を抱えている人たちは、昔は「厳しくしないと部下が育たない」

と、怒ったり叱ったりする以外の方法で、

人を育てていない場合が多いようです。

特に建設業界では、「背中を見せて教える」として

何も教えず、仕事ができないと厳しく叱ると

いう方法で育成をしてきました。

何をしても甘やかされ、まともな指導も仕事も

与えられなければ、やり直しが効く年齢の内に

転職したいと思うのは当然です。

離職の原因は職場環境の改善や若者にだけに

あるわけではありません。

人を育てるための技術や工夫が、上司にも求められて

いるのだと思います。

人を育てるためのツールとして、

「建設技術者 キャリア別能力向上システム」

を無料提供しています。

経験年数ごとに、どのような能力を、どのような方法で

身につけさせれば良いのかを明記したものです。

土木、建築、設備、電気技術者、現場事務職、

さらに職長、型枠、鉄筋技能者の教育計画作成の

参考になります。

詳しくは以下をご覧ください。

建設技術者 キャリア別能力向上システム

『多分そいつ、今ごろパフェとか食ってるよ。』

Jam著を一部参考にしました。

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【編集後記】
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除雪、塩カル散布をされている皆さん。

寒い中危険な作業を本当にありがとうございます。

くれぐれもご安全に。

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