どのような施工をすればお客様が感動してくれるのか【がんばれ建設2092】
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がんばれ建設
~建設業専門の業績アップの秘策~
ハタ コンサルタント株式会社 降 籏 達 生
■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■2023年2月3日
NO2092
◆どのような施工をすればお客様が感動してくれるのか
工事を施工していると、よく付加価値を高める
必要がある、という話しになります。
お客様は何に対して感情を動かされ、
それを付加価値と認識するのでしょうか。
私は、付加価値は大きく次の3つに分類される
と考えます。
1)置換価値=今より便利に、今と同じ感情を味わえる価値
これは、今使っている製品やサービスを、
他の製品やサービスに置き換えることでより
便利にしたい、しかも今と同じ「喜び、幸福、満足」
などの感情を味わいたいというニーズを満たす価値です。
今住んでいる家や建物を建て替え、
もしくはリフォームして住みやすくし、
幸福を感じたいというものです。
図面や仕様どおりにきちんと施工することが
大切です。
2)リスク軽減価値=つらい感情を感じるリスクを
減らせる価値
これは、「リスクを減らしたい」というニーズを
満たす価値です。
リスクが現実に起きると「悲観、落胆、絶望」を感じます。
例えば、もしも地震が発生し建物が倒壊すると、
人は「悲観、落胆、絶望」を感じることでしょう。
それを避けるために、制震、免震装置を付加したり、
品質の安心できる会社に施工を依頼しようとします。
そのことで、将来、つらい感情を抱くリスクを
減らしてくれると信じて依頼されるのです。
3)感動価値=今より高い位置の感情を味わえる価値
感動価値は、今より高いステージの感情に心が
動くこと=感動に対して感じる価値です。
これは事前期待を超える事後評価があることです。
作られた建設物に満足することは当然のこととして、
施工のプロセスにお客様が楽しみ、
感動を感じるということです。
・着工式、竣工式を感動のセレモニーにする
・施工中の様子をホームページにアップし、
いつでも施工状況を見ることができる
・施工管理技術者が毎週お客様に電話をして、状況説明する
置換価値やリスク軽減価値と異なり、感動価値は
「その人がまだ感じたことのない感動」が
ベースになっています。
では、どうすればこの3つの付加価値を提供
できる建設会社になれるのでしょうか。
「置換価値」や「リスク軽減価値」を提供するためには、
技術者一人一人の技術力を向上させることが欠かせません。
そのためには、OJT(職場内教育)とともに、
OFF-JT(職場外教育)を実施して、最新の技術や
工法を身につけなければなりません。
一方、「感動価値」を提供するためには、
技術者がよい習慣を身につけることが必要です。
技術者に必要な良い習慣とは
・現場内の整理、整頓、清掃を常時実施する
・隙間時間をみつけて資格試験の勉強や読書をする
・対人コミュニケーションをスムーズにできる
よう報連相を習慣化する
などです。
このように技術力を高め、技術者としてよい習慣を
身につけさせることは若手のころから継続して
実施することが大切です。
まさに「鉄は熱いうちに打て」です。
付加価値のつくりかた 一番大切なのに
誰も教えてくれなかった仕事の本質 田尻望著
を一部参考にしました。
建設技術者として必要な技術力を身につけ、
良い習慣を身につけることを目的として
「新入社員育成2ヶ月コース」を札幌、東京、名古屋、
大阪、福岡、オンラインにて開催します。
2ヶ月間実施するのは前述のように、
よい習慣を身につけることが目的です。
詳しくはこちらです。
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【編集後記】
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現在メタバースで研修を実施することを準備しています。
近くリリースできそうですので、ぜひ一度おためしください。
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