社長ブログ

第1志望の会社に入ると離職率がなぜ上がるのか【がんばれ建設2095】

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がんばれ建設 
~建設業専門の業績アップの秘策~
ハタ コンサルタント株式会社 降 籏 達 生
■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■2023年2月10日
NO2095

◆第1志望の会社に入ると離職率がなぜ上がるのか

世の中で偉人と呼ばれる人は、本来、別になりたかった

仕事がある人です。

習いごとも、なんとなく始めた人のほうが続くものです。

アイドルの「たまたま友達の付き添いで

オーディションに行ったら、友達が落ちて、

私が通った」という話もよく聞きます。

いずれも最初から期待感がないからうまくいくのです。

今年4月に新入社員が入る建設会社が多いことと思います。

その方々にの中には、あなたの会社が第1志望ではない

場合もあるでしょう。

しかし第1志望でない会社に入った方の方が、

長続きすることがあります。

大きな期待感がないからです。

4月に会社に入って5月に辞めてしまう人がいます。

この方は大きな期待を持って会社に入ったけれど、

期待通りの会社でなかったことが辞めた原因です。

昔の結婚のプロポーズの言葉は、

「私と一緒に苦労してくれないか?」

というものが多かったようです。

期待度を下げているのですね。

ところが、昨今は、「君をもっと幸せにするから」

が多いといいます。

それは、今よりもっと幸せになろうということです。

期待値が上がれば上がるほど、それと違ったときの

落胆の度合いは大きいのです。

「苦労するのがあたりまえ」であり、

「うまくいかなくてあたりまえ」だとすれば、

何かトラブルや困難が起こってもあまりうろたえません。

最近は採用活動の時に

「土日は確実に休めます」

「残業はほとんどありません」

「当社にはハラスメントはありません」

などと期待値を上げすぎている会社が多いように感じます。

すると、入社後に現実とのギャップを感じ

辞めてしまうのです。

期待度を上げすぎないようにせず、現実をきちんと

伝えたいものです。

『メンタルが強くなる60のルーティン』

中谷彰宏著を一部参考にしました。

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【編集後記】
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昨日は終日オンラインセミナーを開催しました。

画面の向こうに見える受講生の表情を見ながら、

楽しく行うことができました。

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