1級施工管理技士試験、19歳以上学歴不問で受験可に【がんばれ建設2108】
■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■
がんばれ建設
~建設業専門の業績アップの秘策~
ハタ コンサルタント株式会社 降 籏 達 生
■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■2023年3月20日
NO2108
◆1級施工管理技士試験、19歳以上学歴不問で受験可に
建設業界の人手不足や資格の不正取得という
問題を受け、国土交通省は2024年度から
施工管理技術検定の受験要件などを見直します。
従来、受験者の学歴や卒業学科に応じて
受験要件が変化する仕組みでした。
1級土木施工管理技士の第1次検定の場合、
大学で土木を学んだ技術者は卒業後3年以上の
実務経験があれば受験できますが、土木以外の学科で
高校を卒業して建設会社に入社した技術者では、
11年6カ月以上の実務経験が必須でした。
これが、若手技術者が建設業界に定着する前に
離職してしまう一因とみられていました。
制度変更のポイントは次のとおりです。
◆19歳以上であれば誰でも1級施工管理技士の
第1次検定を受験でき、実務経験の年数を問わない。
◆第2次検定の受験資格は、原則として第1次検定の
合格後に5年以上実務に携わると得られる。
◆請負金額が4500万円(建築一式では7000万円)以上の
大規模な工事で監理技術者の指導などを1年以上受けると、
必要な実務経験を3年に短縮できる。
◆「監理技術者補佐」の立場で1年以上にわたって
現場管理を担った技術者は第2次検定の受験が可能となる。
◆土木や建築の専門学科を卒業すると、
第1次検定が一部免除される。
例えば大学で土木工学を専攻した技術者は、
土木施工管理技士の第1次検定のうち工学基礎に
関する問題を解く必要がない。(免除制度は29年度以降)
◆受験者の実務経験を証明する方法は、
受験者が工事を終えるたびに、工事の請負者の
代表または監理技術者などによる証明書を
取得しなければならない。
(これまでは、受験者が所属する会社が
一括して実務経験を証明していた)
来年度から多くの方が1級施工管理技士資格取得に
チャレンジすることができるようになります。
今から勉強をはじめ、早期に合格し、
現場で活躍してもらいたいです。
日経クロステック/日経コンストラクション
夏目 貴之著2023.02.22記事を一部参考にしました。
*************************************************
【編集後記】
*************************************************
週末は、社内の経営計画会議でした。
多くの活発な意見がでました。
今後のハタ コンサルタント株式会社の活動に
ご期待ください。
*************************************************