社長ブログ

村上選手はなぜ最後に大活躍できたのか【がんばれ建設2109】

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がんばれ建設 
~建設業専門の業績アップの秘策~
ハタ コンサルタント株式会社 降 籏 達 生
■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■2023年3月23日
NO2109

◆村上選手はなぜ最後に大活躍できたのか

私は、人は2種類に分かれると思います。

それは「文句という人」と「文句を言われる人」です。

テレビやインターネットでは政治に対する批判が

報道されています。

政治家でさえ、与党も野党も批判合戦を繰り返しています。

コロナ禍であっても、国や自治体ばかりに

要求を突きつけ、マスコミも含め批判ばかり

していたように感じます。

なぜこのように「文句」ばかりいうのでしょうか。

それは「当事者意識」が欠けているからだと思います。

自ら政治の当事者だと思えば、批判せず自分の

できることをやろうと思うのでしょう。

コロナ禍であっても、自ら当事者だと思えば、

どうすればその被害を最小限にできるのかを

考えるでしょう。

「当事者意識」が低い人は「文句」を言い、

「当事者意識」が高い人は「文句」を言われるのです。

「当事者意識」が欠けているのは、学生時代にも

原因があると横浜創英中学・高等学校校長である

工藤勇一さんは次のようにおっしゃっています。

◆勉強がわからないのは「先生の教え方が悪い」「塾が悪い」から

◆クラスがうまくいかないのは「担任の先生がハズレ」だから

◆毎日が楽しくないのは「学校がつまらない」「親が嫌い」

 「友達がイヤ」だから

人はサービスにあまりにも慣れすぎると、

自分勝手に理想をつくり、その理想と現実を比べて、

だんだん不満だらけになっていくものです。

もしも、「当事者意識」の低い人が、プロスポーツを

行っていたら、WBCで決して優勝していなかったでしょう。

WBCで村上選手は当初不調でした。

多くの人から「文句」を言われたでしょう。

しかし村上選手は「文句」を言われながらも

練習を積み重ね、終盤の大活躍につながりました。

これは村上選手の「当事者意識」の高さゆえです。

野球をはじめとして、プロの世界は結果が

すべて個人に帰結します。

努力しなければ、即座にレギュラーから外れ、

給料はもらえなくなる。

監督が悪い、ピッチャーが悪い、バッターが悪い

などと文句を言っている「当事者意識」の低い人は

決して活躍できないでしょう。

しかし残念なことに、建設会社には、当事者意識の

低い人がいます。

現場がうまくいかないのは、会社のせい、協力会社のせい、

部下のせいなどと「文句」を言う人は、

プロではなく、アマチュアです。

「当事者意識」は新入社員に最初に教育すべきことです。

新入社員には、ものごとを人のせいにしないことを

しっかりと教育したいものです。

どんな場面であっても、当事者意識を持って

行動する人でありたいです。

『15歳からの人生戦略 考える。動く。自由になる。』

工藤勇一著を一部参考にしました。

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【編集後記】
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WBCから多くのことを学ぶことができました。

特に大谷選手の表情や行動から、リーダーシップを

学んだように思います。

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