社長ブログ

猛暑日を休日に設定して、週休2日制を実現する【がんばれ建設2112】

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がんばれ建設 
~建設業専門の業績アップの秘策~
ハタ コンサルタント株式会社 降 籏 達 生
■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■2023年3月30日
NO2112

◆猛暑日を休日に設定して、週休2日制を実現する

国土交通省は建設業の働き方改革の一環で、

直轄土木工事の工期設定指針を2023年4月1日に

改定します。

猛暑日が「天候不良などによる作業不能日」に

加えられ、その分工期が延長されます。

具体的には以下のようです。

◆午前8時から午後5時までで暑さ指数(WBGT)

が31以上となる時間を5年間で平均して

「猛暑日日数」とし、作業不能日の数とします。

◆工期を算出する際には、休日数と作業不能日の数を

別々に加えるようになります。

従来作業不能日は、雨天日と休日が重なった日を

1日として計上するため、工期が短めに

算出されていました。

◆特記仕様書に記載した猛暑日の日数以上に

現場で猛暑日があり作業を止めざるを得なかった場合は、

工期延長を請求できます。

◆施工現場周辺で開催される祭りによる通行や

作業の制限など地域ごとの実情を工期に

反映しやすくなるよう、指針に例が示されます。

国交省が福岡県内の道路改良工事にて

新たな指針を使って工期を試算したところ、

従来の365日から少なくとも19日増加することが

判明したようです。

2024年4月から、時間外労働の上限規制

(原則45時間/月)が建設業で適用されます。

しかし、実際には本規制どおりの休日実現が

難しい建設会社が多いです。

そこで、週休2日制を普及させるのが本改正の狙いです。

これまで、週休2日を達成すると工事成績評定が

加点されてしましたが、今後は順守項目となります。

公共工事、さらには民間工事でも、週休2日制で

工事を進めることができるようになり、

若手がさらに入職してくれることを期待します。

日経クロステック/日経コンストラクション

橋本 剛志著の記事(2023.03.06)を一部参考に

しました。

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【編集後記】
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今週より社内コミュニケーションの充実を

目的としてメタバースを活用しています。

とても使いやすく、見た目もよいので、

早期に活用できそうです。

今後は、メタバースを用いた研修を実施する予定です。

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