新卒初任給を上げないと採用できないのか【がんばれ建設2115】
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がんばれ建設
~建設業専門の業績アップの秘策~
ハタ コンサルタント株式会社 降 籏 達 生
■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■2023年4月5日
NO2115
◆新卒初任給を上げないと採用できないのか
新卒初任給をアップさせるという記事をよく
みかけるようになりました。
・三井住友銀行
205,000円から255,000円へ(5万円アップ)
・ファーストリテイリング
255,000円から300,000円へ(4.5万円アップ)
・NTTグループ
219,000円 から250,000円へ(3.1万円アップ)
中小企業もこれに追随しなければ、新卒採用が
難しくなるのではないか、と思ってしまいますが、
本当にそうでしょうか。
新卒初任給を引き上げると、その年の新入社員
のみならず、先に入社している30~32歳程度までの
基本給を上げなければなりません。
会社全体の固定費アップを招いてしまうため、
簡単には上げられないでしょう。
採用活動の決め手は、まずは自社をよく知って
もらうことが重要です。
自社ホームページや、ツイッター、インスタグラムなどで、
経営理念を明示し、自社の存在意義や企業活動の
目的を分かりやすく伝えることが重要です。
また近年の就活生は、社会貢献、SDGs、
ダイバーシティへの姿勢、女性活躍推進への
取り組みなどにも注目しています。
新入社員の意識調査を見ると、
「定年まで現在の会社で勤めたい」人は全体の1割強、
「どちらかといえば定年まで勤めたい」と合わせても、
3割に過ぎません。
そのため「自身の成長のためにどんな職務経験ができるか」、
「キャリアアップが期待できる会社なのか」、
「身に着けた知識やスキルが自身の資産となりうるか」
が会社選定のための判断基準になっているのです。
そのため、自社のキャリアプランや教育体系などを
ホームページなどに示し、「人が育つ会社」
であることを示す必要があるでしょう。
賃金のみならず自社の魅力を作り出し、
それをPRすることに注力したいものです。
「建設会社で入社3年後定着率を100%にする
ための人材育成6つのポイント(無料)」
にて、キャリアプランや教育体系などについて
詳細にお話しします。
オンライン;
4月7日(金)13:30~15:30
5月11日(木)13:30~15:30
「建設会社で入社3年後定着率を100%にするための人材育成6つのポイント(無料)」
株式会社 賃金管理研究所 大槻 幸雄著の
メールマガジンを一部参考にしました。
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【編集後記】
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昨日は、新規DVDのためのスタジオ収録をして
いました。
Eラーニングにて学ぶ会社が増えていますので、
今後より多くの動画教材を作る予定です。
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