社長ブログ

若手社員が会社を辞める決め手となった上司の「ひと言」とは【がんばれ建設2120】

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がんばれ建設 
~建設業専門の業績アップの秘策~
ハタ コンサルタント株式会社 降 籏 達 生
■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■2023年4月19日
NO2120

◆若手社員が会社を辞める決め手となった

上司の「ひと言」とは

私は、建設会社を離職した若手社員にヒアリングを

することがよくあります。

その際、その会社を辞めようと思ったきっかけを聞きます。

「残業が多い」

「仕事が覚えられない」

などの理由とともに特に多いのが

「上司のひと言が辞めるきっかけになった」

というものです。

◆上司のひと言で退職を決意した

ある建設会社で働く若手社員Aくんのことです。

仕事に慣れないこともあり、よくミスをしていました。

その日もコンクリート量の計算を間違い、

コンクリートを余らせてしまいました。

翌日、上司が近づいてきて

「計算ミスするなんて中学生並みだな。

親はどういう育て方をしたんだろう」

と真顔で尋ねてきました。

Aくんは自分のことを悪く言うのは

やむを得ないとしても、親のことを言われることは

許せないと感じました。

Aくんは母一人、子一人で、母は苦労して

育ててくれたそうです。

この言葉をきっかけに、Aくんはその会社を辞めました。

数年経った今でも、あの発言は自分が

受け入れられないものとして記憶に残っています。

こうした発言や考え方をする人とは仕事を

しないようにしています。

◆自分が受け入れられないものは何か

会社を辞めようかどうしようかと悩んでいる人がいたら、

あえて「働くうえで自分が受け入れられないものは何か」

を考えてみるのも一つの方法です。

職場の環境や人、仕事内容などから、

自分の中で「嫌い」「やりにくい」と感じるものを

思い浮かべると、自分の受け入れられない価値観が

見えてくると思います。

逆に企業側としては、社員に「受け入れられないこと」

と聞いてみて、そのような状況にならないように

努めることも離職防止策です。

リーダーは、「何気ない」言動をしてはいけません。

つい「何気ない」言動をしてしまう人は、

リーダーとして失格です。

これらのことは、ぜひ新入社員と一緒に仕事を

する上司には伝えてほしいと切に思います。

日経クロステック2022.06.09天笠 淳著の記事を

一部参考にしました。

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【編集後記】
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昨日マーケティングセミナーを受講しました。

デジタルマーケティングについて知らないことが多く、

とても勉強になりました。

本メルマガでも今後ご紹介します。

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