なぜあの人は、ハードな仕事をしているのに機嫌がいいのか【がんばれ建設★2122】
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がんばれ建設
~建設業専門の業績アップの秘策~
ハタ コンサルタント株式会社 降 籏 達 生
■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■2023年4月26日
NO2122
◆なぜあの人は、ハードな仕事をしているのに機嫌がいいのか
建設の仕事はハードです。
自然相手ですので変化が大きいですし、予算と工程を
守らなければならないというプレッシャーも大きいです。
一方、ハードな仕事をしているのにいつも機嫌がいい人がいます。
その人は、それだけでちょっと尊敬されます。
宮沢賢治の「生徒諸君に寄せる」という詩をご紹介します。
『この四ヶ年がわたくしにどんなに楽しかったか
わたくしは毎日を鳥のやうに教室でうたってくらした
誓って云ふがわたくしはこの仕事で疲れを
おぼえたことはない」
自分が「好き」で「得意」なことをすれば、
いくらハードな仕事でも疲れません。
おそらく宮沢賢治は、教師という仕事が好きで
得意だったのでしょう。
好きで得意なことは次のようなことです。
「やっていて楽しい」
「いくらハードでも疲れない」
「すぐに理解でき、やれるようになる」
「あきずに続けられる」
「他人から褒められる」
建設工事でいうと
図面を書くのが好きで得意
測量が好きで得意
人と話すのが好きで得意
計算が好きで得意
書類にまとめるのが好きで得意
ということでしょう。
私降籏は、人前で話すことが好きで得意だと感じます。
ですから創業以来28年間、毎月20回以上研修講師を
していますが、疲れて不機嫌になったことは
一度もありません。
むしろ毎日充実感と高揚感があります。
自分自身の好きで得意なことを見つけると同時に、
仲間の好きで得意なことを見つけてあげると
職場の雰囲気はよくなるでしょうし、生産性も上がります。
あの人はこんなにハードな仕事をしているのに
結構機嫌がいい、と言われる人でありたいものです。
『“ちょっと尊敬”される人になる本』齋藤孝著
を一部参考にしました。
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【編集後記】
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一昨日は、事業承継当初は売上3,000万円だった
お豆腐屋さんを50億円にされた経営者のお話を伺いました。
仕事のやり方ではなく、あり方を考えることが
重要だと、とても勉強になりました。
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