なぜ、20代で生じた差は一生埋まらないのか【がんばれ建設2128】
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がんばれ建設
~建設業専門の業績アップの秘策~
ハタ コンサルタント株式会社 降 籏 達 生
■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■2023年5月15日
NO2128
◆なぜ、20代で生じた差は一生埋まらないのか
新入社員が、入社して約1ヶ月経ちました。
4月までは新入社員研修で、5月から現場に
配属という場合が多いでしょう。
私が新入社員に伝えたいことは
「20代で生じた差は一生埋まらない」
ということです。
20代で一所懸命に努力して、20代のうちに
現場責任者になれた人がいたとしましょう。
そうすると、現場責任者同士で話しをする機会が
多くなり、30代もそのような方と過ごすようになります。
すると会話のレベルが上がり、より成長するのです。
20代で現場責任者になるためには、できるだけ
早期に一級施工管理技士を取得する必要があります。
資格取得に向けて、土日に遊ばず勉強することも必要です。
また原価管理や工程管理など現場運営に必要なことを
覚えるためには、帰宅後もこれらのことを考え、
学ぶことが欠かせません。
「働き方改革」が叫ばれていますので、
上司や先輩は若手社員に対して「早く帰れ」
というでしょう。
早く帰るのはよいですが、そのまま家に帰って
休養ばかりしているようでは、一流にはなれないのです。
私はこれまで20万人近い建設技術者に会いましたが、
一流と言われる人は、基本的には皆「量」で
のし上がっています。
また、仕事がうまくいかなかったとか、
嫌なことがあったと、TwitterやInstagramに
書く人がいます。
そのような人は周りから「面倒くさい」人と
思われるでしょう。
建設技術者は、「文句を言う人」と「文句を言われる人」
の2種類に分かれます。
一流の技術者は「文句を言われる人」です。
現場責任者になると、顧客や近隣住民、会社から
文句を言われます。
それに一つ一つ対処することで成長するのです。
それに対して「文句を言う人」は二流以下です。
「20代で生じた差は一生埋まらない」
を意識してほしいと思います。
早期に現場責任者になることができる研修を
6月に開催します。
詳しくはこちらです。
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【編集後記】
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週末は沖縄にて研修を実施しました。
立派な社屋で、社員の皆さんはとても熱心に
学ばれました。
青い空、青い海を見ながらの研修はやはり
気分が上がります。
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