AIは建築設計の仕事を本当に奪うのか【がんばれ建設2131】
■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■
がんばれ建設
~建設業専門の業績アップの秘策~
ハタ コンサルタント株式会社 降 籏 達 生
■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■2023年5月19日
NO2131
◆AIは建築設計の仕事を本当に奪うのか
ChatGPTが登場し、施工管理技術者の仕事が
かなり省力化されています。
書類をまとめたり、報告書を作成する際に
威力を発揮します。
一方、ChatGPTなどの生成AI(人工知能)が
3億人の仕事を奪うと予測した調査報告書が
話題となっています。
影響を受けやすい職業の3位に
「建築設計・エンジニアリング」が入りました。
すでに建築設計の仕事をAIが代行することが
行われています。
◆ChatGPTが得意な文章要約や校正機能を
使った書類管理です。
行政や建て主への図面・工事書類の管理に
導入されています。
ChatGPTに書類を読み込ませ、過去の書面との
整合性をチェックすることができます。
◆「ルームGPT」は、内装パースの自動化ツールです。
「リビング」「書斎」など部屋の種別と、
「近代的」「工業的」などテーマを設定し、
実際の住宅の内観写真を読み込むと、
その写真を基にテーマに沿った内装パースを
自動で生成します。
建て主に幅広いパターンのパースを提案する際に
利用できます。
ルームGPTはこちら
◆「スタディフューズ」はChatGPTを使った
デザイン生成ソフトウエアです。
入力した画像や建て主との打ち合わせの議事録を
ChatGPTが読み込んで、デザインのコンセプトを言語化します。
そのコンセプトを基に、画像生成AI
「ステーブル・ディフュージョン」
がパースを自動で作成するのです。
「スタディフューズ」のプレスリリースはこちらです。
https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000022.000100410.html
建設会社が建築設計事務所に依頼していた仕事を
上記AIで代行することができそうです。
今後も、さらなる技術革新に着目しようと思います。
日経アーキテクチャー島津 翔著の記事を一部
参考にしました。
*************************************************
【編集後記】
*************************************************
今日も測量研修です。
雨模様なので、外業を午前中にすませ、計算、
作図を午後にやろうと思います。
*************************************************