社長ブログ

なぜ若手社員に暗記を勧めると定着率が上がるのか【がんばれ建設2134】

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がんばれ建設 
~建設業専門の業績アップの秘策~
ハタ コンサルタント株式会社 降 籏 達 生
■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■2023年5月25日
NO2134

◆なぜ若手社員に暗記を勧めると定着率が上がるのか

「若手社員がなかなか育たない。どうすれば

よいのでしょうか。」

という相談をよく受けます。

その際、私は「暗記」を勧めています。

三角関数(sin,cos,tan)は電卓が計算をしてくれますが、

その意味を暗記していないと現場で

ミスをする原因となります。

パソコンが何でも算出してくれる時代ですが、

面積を計算するために必要なヘロンの公式や、

三角形の辺の長さを知るための三平方の定理は

知っておいた方がよいでしょう。

さらに、単純梁の発生応力や、土圧計算のクーロンの

公式を知っていると、外部委託した計算書のミスに気づき、

事前に事故を防ぐことができます。

ちょっと暗記の種類が違いますが、たとえば、

目の前に満開の桜を見たとしましょう。

日本人も外国人も、たいていの人はきれいだと感じます。

ここまでは同じかもしれません。

ところが、和歌を暗記している人は

「久方(ひさかた)の光のどけき 春の日に

しづ心なく 花の散るらむ」(紀友則)

という和歌を思い出すことができます。

進学や就職など、新たな道を歩もうとしている人に

「君が行く新たな道を照らすよう百億の星に

頼んでおいた」(桑原亮子)

という歌を贈るとやりとりに潤いがでるでしょうね。

ともすれば、暗記させるようなことは

詰め込み教育と言われ、嫌われがちですが、

最低限必要なことは覚えさせることが欠かせません。

また、一級施工管理技士試験の1次検定は、

必要事項を暗記しないと合格しません。

ぜひとも若手社員には「暗記」を勧めましょう。

そのことで、現場をスムーズに運営することが

できるようになるでしょうし、その結果定着率が

上がると思います。

『60歳からの人生を楽しむ技術』渡部昇一著を

一部参考にしました。

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【編集後記】
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