どんな工事でも、なぜか楽しそうに施工する人の2つの特徴とは【がんばれ建設2139】
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がんばれ建設
~建設業専門の業績アップの秘策~
ハタ コンサルタント株式会社 降 籏 達 生
■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■2023年6月5日
NO2139
◆どんな工事でも、なぜか楽しそうに施工する人の
2つの特徴とは
「予算と工程が厳しい工事を担当しているのに、
なぜか楽しそうに仕事をしている」
「なんともならなくなったときでも、なぜか
まわりから助けられて、成果を出している」
こんな人が周囲にいませんか。
とてもうらやましい人ですね。
こうした人は、何か特別な才能を持っているように感じます。
しかし、実は「小さな行動」の積み重ねで
このような状況になっているのです。
◆ありのままに
仕事をうまく進めるうえで求められる能力の1つは、
他人と比べることなく、「ありのまま」の
自分を認める気持ちです。
自分の「ありのまま」に仕事をしている人は、
他人の目を気にせず、主体的に考えて動いたり
新しいことに挑戦したり、失敗しても再チャレンジできます。
◆なんとかなる
仕事をうまく進めるうえで求められる能力の2つめは、
「なんとかなる」と思えることです。
これは「メタ認知力」
(自分の考えや自分が置かれている状況を俯瞰的に見る力)
ともいいます。
メタ認知力が働くと、トラブルが起きたときでも
「なんとかなる」と考え、ほかの方法を考えたりできます。
◆小さな行動を積み重ねる
これを読んでいる方の中には、どうしても自分に
自信が持てず「ありのまま」でいいと考えられなかったり、
失敗やミスが続くと「なんとかなる」と思えない、
という方もいるでしょう。
それを乗り越えるためには、「小さな行動を繰り返す」
という方法があります。
何かにチャレンジしたい、状況を変えたいと思ったときに、
「1回で達成する」か「1回であきらめる」
というゼロかイチかの思考に陥り、
行動自体を止めてしまいがちです。
それを止めて、ちょっとした小さな行動を
起こしてみる、ということです。
たとえば、近隣にクレーマーがいて、
工事がうまく進まないときには、
一気に解決しようとせず、まずはその方に向けて
「はがき」を書いてみる。
部下との関係がうまくいかず、ギスギスするときには、
一気に良好な関係になろうとせず、まずは一緒にコーヒーを飲む。
資格試験にチャレンジしても不合格が続くと
きは、何が何でもその資格と考えず、まずは容易に
取得できる資格を取得してみる。
などです。
小さな行動を積み重ねるほうが、ストレスも
少なく継続しやすいですし、軌道修正もしやすくなります。
『仕事のモヤモヤ・イライラを止めて自分を取り戻す
小さなルーティン』
福所しのぶ著を一部参考にしました。
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【編集後記】
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先週は雨天のなか、月曜日から日曜日までずっと
同じ地域で研修をしていました。
おかげさまで交通網乱れの影響なく、スムーズに
実施できました。
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