「事業再構築補助金」を建設業ではどのように活用しているのか【がんばれ建設2140】
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がんばれ建設
~建設業専門の業績アップの秘策~
ハタ コンサルタント株式会社 降 籏 達 生
■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■2023年6月9日
NO2140
◆「事業再構築補助金」を建設業ではどのように
活用しているのか
事業再構築補助金は、コロナ禍で売り上げの
下がった中小企業が思い切った事業再構築に踏み出せるよう、
金銭面の補助を行うものです。
建設業も多数の採択を受けています。
補助額は100万円~8,000万円です。
中小企業の場合、補助率は2/3であるため、
少なくとも150万円以上の支出を行う
事業計画である必要があります。
第5回の事業再構築補助金は、21,035者の応募のうち
9,707者が採択されており、その中で建設業の採択件数は1016者。
建設業が事業再構築補助金を受給した事例を紹介します。
電気工事業×新顧客開拓のためのショールームカフェ展開(群馬県・K社)
電気工事業×食料品生産進出(山梨県・T社)
電気工事業×インフラ保守業務進出(愛知県K社)
電気工事業×EV車事業進出(大阪府・S社)
電気工事業×下請け脱出(高知県・T社)
建設業×除雪・除草サービス進出(石川県・T社)
建設業×ドローンスクール開校(愛知県・U社)
建設業×土木工事業進出(三重県・S社)
建設業×WEB化(福岡県・K社)
建設業×水産加工業進出(熊本県・K社)
事業再構築補助金の詳しくはこちらです
https://jigyou-saikouchiku.go.jp/
続いて、今年4月に始まった、
産業雇用安定助成金(事業再構築支援コース)
について解説します。
これは、 新型コロナウイルス感染症の影響により
事業活動の一時的な縮小を余儀なくされた事業主が、
在籍出向により労働者の雇用維持を図ることを
支援する助成金です。
◆対象となる事業主の主な要件
1)2023年4月1日以降に中小企業庁の実施する
「事業再構築補助金」 の応募書類を提出し、
交付決定を受けていること
2)新たな人材の雇入れにあたり、以下の a~cの
すべてを満たしていること
雇用保険の一般被保険者または高年齢被保険者として雇入れること
無期契約労働者 (パートタイム労働者は除く)
として雇入れること
事業再構築補助金の補助事業実施期間の
初日からその期間の末日までに雇入れること
3)その労働者の雇入れ日前6ヶ月から
この助成金(事業再構築支援コース) の支給申請までの期間に、
雇用する労働者を解雇等していないこと
◆助成額
新たに雇入れる対象労働者に支払われた賃金の一部に
相当する額として、下表の金額が
支給対象期間(6ヶ月) ごとに支給されます。
助成額 助成対象期間
中小企業 ;280万円/人 1年
中小企業以外;200万円/人 1年
※1 事業主あたり5人までの支給
他の助成金に比べて申請手続きは簡便なようです。
詳しくはこちらです。
建設業から新規事業への進出を考えている方
は、ぜひ考えてみてください。
株式会社H&Company 建設魂を一部参考にしま
した。
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【編集後記】
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週末はまた雨模様のようです。
川で工事をされている方はさぞ心配なことでしょう。
くれぐれもご安全に。
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