社長ブログ

テレワークで施工管理ができるのか【がんばれ建設2148】

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がんばれ建設 
~建設業専門の業績アップの秘策~
ハタ コンサルタント株式会社 降 籏 達 生
■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■2023年6月29日
NO2148

◆テレワークで施工管理ができるのか

コロナ禍が収まりつつありますが、

テレワークを継続して行う、という会社が増えています。

テレワークには、移動時間の無駄がなくなる、

集中して仕事ができるので生産性が上がる、

というメリットがあります。

一方で、現場で実際に確認や指示しなければ

ならない内容はテレワークではできない、

というデメリットもあります。

国土交通省の「適正な施工確保のための

技術者制度検討会(第2期)」においてとりまとめられた

「技術者制度の見直し方針」 (令和4年5月31日) に

テレワークの指針が書かれています。

https://www.mlit.go.jp/tochi_fudousan_kensetsugyo/const/content/001483768.pdf

これによると、監理技術者、主任技術者の仕事は、

ICT、 連絡要員を活用して以下の内容を

遠隔(テレワーク)にて実施可能とされています。

◆施工計画の作成

・パソコン・メール等を使用した計画書等の作成

・メールやクラウドストレージ等を活用した要領書等の共有

・パソコン・メール等を使用した計画書等の修正

◆工程管理

・スマートフォンやウェアラブルカメラ等と連絡要員を

活用した動画や静止画による進捗確認、

CCUSによる現場施工体制の確認

・オンラインシステムを活用した工程調整

・WEB会議による工程会議等への参加

◆品質管理

・スマートフォンやウェアラブルカメラ等と

連絡要員を活用した動画や静止画での立会確認

◆技術的指導

・技術者配置のスマートフォン等での確認

・WEB会議による打ち合わせ等による技術的指導

◆その他技術上の管理

・パソコンとソフトを使用した計画の策定と

メール等を活用した計画の共有

・スマートフォンやウェアラブルカメラ等と

連絡要員を活用した動画や静止画の確認

大手ゼネコンでは、施工管理にテレワークを

導入している会社が増えています。

施工管理は現場でするもの、という

固定観念を取り払い、より生産性を上げる手法を

考えたいものです。

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【編集後記】
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『技術者の品格 其の六』

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