社長ブログ

年上部下と上手につきあうには、どうすればよいのか【がんばれ建設2154】

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がんばれ建設 
~建設業専門の業績アップの秘策~
ハタ コンサルタント株式会社 降 籏 達 生
■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■2023年7月21日
NO2154

◆年上部下と上手につきあうには、どうすればよいのか

私は、年間200回ほど研修を実施しています。

その際、「年上の部下と、どうつきあえばよいのか」

という質問が増えてきました。

私は、年上部下とよい関係を気づくためには

3つのポイントがあると考えます。

ここで年上部下として、同じ会社で年齢が上で

立場が部下の方、さらには、協力会社で年齢が

上の職長や職人も含めてお話しします。

1)自分の「役割」を果たす

自分の立場が上司であったり、元請の技術者であれば、

その「役割」を果たす必要があります。

仕事の指示をしたり、仕事の状況確認をしたり

不具合があれば、是正指導をする「役割」です。

相手が年上であっても、決して遠慮せず「役割」

を果たす必要があります。

2)「敬語」を使う

年長者を敬うことは人として大切なことです。

そのため必ず「敬語」や敬う「所作」を使う

必要があります。

年長者に対して、自分の立場を勘違いして、

「タメ口」で話したり、挨拶をするとき

「よっ」と手を上げるのは失礼にあたります。

「敬語」で話し、挨拶するときはきちんと

頭を下げることが大切です。

3)相手の「顔」を立てる

「顔」を立てる、とは、相手の面目が保たれるようにし、

体面を傷つけないようにすることです。

例えば、年上部下に対して、次のようにすると

よいでしょう。

1.上手に頼り相談をする

「〇〇さん、ちょっと相談に乗ってください」

何か決める前に、相談し意見を聞くと、

相手は頼られたことにうれしく思うものです。

2.技術や技能を認める

「〇〇さんの技術力のおかげで山を越えられました」

相手が自信をもっている技術や技能を認めることは

大切なことです。

3.受け入れ、否定しない

「〇〇さんのおっしゃるとおりです」

相手の意見をしっかり聞いてあげ、受け入れます。

また、もしも注意すべき時には、多くの面前ではなく、

個別に伝えることで体面を傷つけないように

注意しましょう。

以上の3つのポイントに留意することで、

年上部下や年長の職長、職人とうまく

付き合えるようにしていきましょう。

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【編集後記】
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昨日研修終了後、研修主催者から

「ベテラン社員の〇〇さんが、研修を受講することで、

普段の言動が前向きになった」

と言われました。

研修を行ったことで、具体的な成果として

現れたのであれば、とてもうれしいことです。

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