社長ブログ

キャリア安全性を高めないとなぜ若手が退職するのか【がんばれ建設2173】

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がんばれ建設 
~建設業専門の業績アップの秘策~
ハタ コンサルタント株式会社 降 籏 達 生
■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■2023年9月20日
NO2173

◆キャリア安全性を高めないとなぜ若手が退職するのか

若手社員の定着率を高めるため、残業を減らしたり、

休日を増やしたりしている建設会社は

多いことでしょう。

また定期的に面談をして意見を聞いたり、

ハラスメントに配慮し、できるだけ怒らないように

社内に周知している会社も多いです。

そのように万全の配慮をしても辞めていく

若手社員が増えています。

それは、職場や仕事が「ゆるすぎる」

「ここにいたら成長できない」と危機感を感じて

辞めていく人たちです。

この問題を解くカギになるのは「キャリア安全性」

という考え方です。

「キャリア安全性」という言葉は、

リクルートワークス研究所の造語です。

同研究所は2022年に大手企業に所属する

若手社員への定量調査を実施し、

入社3年目までの新入社員の36%が、

職場を「ゆるい」と感じているという実態を

明らかにしました。

「キャリア安全性」は、以下の3つの要素からなります。

(1)このまま所属する会社の仕事をしていても

 成長できないと感じる(時間視座)

(2)自分は別の会社や部署で通用しなくなるでは

 ないかと感じる(市場視座)

(3)学生時代の友人・知人と比べて、

 差をつけられているように感じる(比較視座)

この3項目に対して「そう思う」度合いが高ければ

「キャリア安全性が低い」ということです。

ではどうすれば「キャリア安全性」を高めることが

できるのでしょうか。

そのためには、上司が若手社員に対して、

行っている仕事の意味やこの仕事をすることで

どんなスキルが身につくのかということを

話すことが大切です。

「測量は、地球に彫刻をするための下絵を描くような仕事だ。

測量技術を理解すると、図面を読み取る力、

二次元を三次元に置き換えることができる能力を

身につける事ができる」

「写真整理とは、今行っている工事を後世の人々に

伝えるための仕事だ。

写真整理技術を理解すると、標準仕様書の内容と、

設計書を把握していることになるため、

工事の全体像をつかむ能力を身につけることができる」

このような話を若手社員に丁寧にし、

今後の成長やキャリアの見通しを

持ってもらうことが重要です。

昨今「心理的安全性」が重要と言われていますが、

これに加えて「キャリア安全性」の高い職場を

作りたいものです。

心理的安全性、キャリア安全性を高めることで

定着率を上げる方法を伝えるセミナーを全国で開催します。

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大 阪11月2日(木)13:30~15:30

広 島11月30日(木)13:30~15:30

福 岡11月29日(水)10:00~12:00、13:30~15:30

沖 縄11月10日(金)13:30~15:30

オンライン10月 12日(木) 13:30~15:30

ITMedia ビジネスオンライン 8/24の記事を一部参考にしました。

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【編集後記】
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先週末は経営計画会議でした。

時に激しく、時に笑いながら来期の姿を構築しました。

とても楽しい時間でした。

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