豊臣秀吉はなぜ、明智光秀を討てたのか【がんばれ建設2196】
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がんばれ建設
~建設業専門の業績アップの秘策~
ハタ コンサルタント株式会社 降 籏 達 生
■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■2023年11月17日
NO2196
◆豊臣秀吉はなぜ、明智光秀を討てたのか
現場運営をしていると、
恐怖を感じることがあります。
恐怖は三つのカテゴリーのうちの
どれかにあてはまる場合が多いです。
・失敗する恐怖
・傷つく恐怖
・完璧にできない恐怖
の三つです。
このうち「完璧にできない恐怖」とは、
すべてを完璧にやらなければならないという
思い込みのために、
何かに挑戦するのを躊躇してしまうことです。
特に技術者は、
完璧でないといけないという思いが強く、
その結果ストレスを感じたり、
残業が多くなったりします。
森信三さんは仕事の3つの秘訣として
以下のように言っています。
・思い切ってすぐ手をつける「即今着手」
・仕事の半分を過ぎるまで「一気呵成(かせい)」にやりとげること
・80点の出来でいいから、期限を守るという「拙速主義」
戦国時代に、
織田信長が本能寺の変で討たれたと知ったとき、
豊臣秀吉の耳元で
軍師、黒田官兵衛がつぶやきました。
「草履片々、木履片々」
(ぞうりかたがた ぼくりかたがた)
片足に草履、片足に木履(げた)を履(は)いた、
不完全な状態でも、
人には走り出さなければならない時がある、
という意味です。
つまり
「準備は完璧でなくても、とにかく駆けつけましょう」
ということでしょう。
その結果、秀吉は光秀を討つことができました。
もしも秀吉が完全に準備を整えてから
京都に向かったら、
天下は取れなかったかもしれません。
人は、準備が不完全でも
走り出さなければならないときがあります。
完璧になるのを待っていたら、
何も行動できなくなってしまいます。
建設現場では
しっかり準備をして施工することは当然のことですが、
思いもよらぬことや不確実なことが起きがちです。
そんなときには、とにかく
一歩踏み出してみるということが大切です。
「即今着手」、「一気呵成」、「拙速主義」で
進めたいものです。
『誰でもできるけれど、ごくわずかな人しか
実行していない成功の法則』
ジム・ドノヴァン著を一部参考にしました。
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【編集後記】
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ハタ コンサルタント株式会社は25期を迎え、
さらに建設会社の繁栄につながる支援ができるよう
がんばっています。
今週経営計画発表会を開催します。
社員の皆さんの決意を聞くことができることが
楽しみです。
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