社長ブログ

【祝2200号】阪神タイガースの優勝は人事評価基準の見直しが決め手だった【がんばれ建設2200】

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がんばれ建設 
~建設業専門の業績アップの秘策~
ハタ コンサルタント株式会社 降 籏 達 生
■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■2023年11月27日
NO2200

◆阪神タイガースの優勝は人事評価基準の見直しが決め手だった

建設会社で社員の納得を得られる

人事評価システムは難しいものです。

現場ごと施工条件が異なるため、

業績によって正しく評価できないためです。

例えば、

好条件の現場で大きく利益を出したからといって、

現場担当者のがんばりだけがその理由とは限りませんし、

逆に、赤字だったからといって、現場担当者だけの責任でなく、

当初より低い金額での受注だったことが一因

ということもあります。

今年のプロ野球では、

阪神タイガースが日本一になりましたが、

その理由の一つに岡田監督が考えた

選手の評価基準があるようです。

岡田監督は、

選手が「四球(ファーボール)」を選んで

出塁した時の「査定ポイント」を上げたのです。

選手に「ヒットを打て」というだけでなく、

「四球を選ぶと年収が増えるぞ」と伝えると、

選手は進んで四球を選び、

その結果得点するチャンスが増えます。

これを工事現場に当てはめると、

「原価を下げろ」というだけではなく、

「原価低減提案を考えると、給料が増えるぞ」

と言った方が社員のモチベーションが高まるでしょう。

このように

利益、工期などといった結果だけを評価するのではなく、

現場担当者の行動を評価することで、

会社が社員に望む行動を推進することができます。

例えば

・創意工夫の考案件数

・読書した冊数

・原価低減、工期短縮のための改善提案数

・部下、協力会社との面談回数

・社内勉強会の実施回数

などです。

評価基準を工夫することで、

現場で働く人たちのモチベーションを高めたいものです。

株式会社原田教育研究所メールマガジン

【仕事と思うな、人生と思え】Vol.743

を一部参考にしました。