なぜ第1印象が悪いと現場で損をするのか【がんばれ建設2207】
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がんばれ建設
~建設業専門の業績アップの秘策~
ハタ コンサルタント株式会社 降 籏 達 生
■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■2023年12月13日
NO2207
◆なぜ第1印象が悪いと現場で損をするのか
工事現場では、
初めて出会う方と一緒に仕事をすることが多いです。
お客様、近隣住民、協力会社の方々などです。
それらの方々と早期に打ち解けて
話すことができるようになると、
コミュニケーションがスムーズにいき、
工事もうまく進めることができるでしょう。
初めて出会う方々と早期に打ち解けるためには、
よい第1印象を与える必要があります。
メラビアンの法則というものがあります。
これは、話し手が聞き手に与えるインパクトの3つの要素で、
それぞれの影響度は次の割合だとしています。
◆視覚情報
(話し手が聞き手にどう映っているか
見た目,表情,しぐさ,視線) 55%
◆聴覚情報
(プレゼンターの声 声の質,速さ,大きさ,口調) 38%
◆言語情報
(話し手が話す内容 言葉そのものの意味) 7%
つまり視覚情報が、
第1印象の半分以上を占めるということです。
最初に否定的な印象を与えてしまうと、
よい関係になれません。
否定的印象を与える仕草は以下のようです。
眉間にシワを寄せる
口をへの字にする
腕を組む
足を組む
つまり、身体のどこかをクロスさせるような仕草です。
その他には、「体を頻繁にゆする」「腕時計やスマホを見る」
などもあります。
逆に、肯定的な印象を与える仕草は、笑顔でしょう。
大谷翔平選手が連日話題になっていますが、
彼はプレーをしているとき以外には、笑顔でいることが多く、
そのことがファンを引きつけているのでしょう。
ウィリアム・ジェームズは次のように言っています。
「楽しいから笑うのではない、笑うから楽しいのだ」
肯定的な印象を与える仕草を習慣にすることで
工事をスムーズに運営したいものです。
『否定しない習慣』林健太郎著 を一部参考にしました。