なぜ高齢者全員が津波被害から逃げ切ることができたのか【がんばれ建設2226】
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がんばれ建設
~建設業専門の業績アップの秘策~
ハタ コンサルタント株式会社 降 籏 達 生
■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■2024年2月7日
NO2226
◆なぜ高齢者全員が津波被害から逃げ切ることができたのか
能登半島地震が発生して1ヶ月を過ぎました。
多くの方が被災しましたが、
全員が無事だった地域があります。
それは、能登半島先端部に位置する
石川県珠洲市三崎町です。
約40世帯90人ほどが暮らす町北部の
寺家下出地区も地震から間もなく津波に襲われ、
多くの住宅が倒壊しました。
それでも大半を高齢者が占める住民は
5分以内に高台に避難して全員無事でした。
東日本大震災以降、大地震と津波を想定した
避難訓練を年1、2回続けてきた住民は、
揺れが収まると荷物を持たずに、
体一つで坂道などを上り、高台の集会所に向かいました。
近所同士で声を掛け合い、
足の悪い人を背負うなど協力し、
地震から5分ほどで全員が集会所に到着すると、
津波が到達したそうです。
住民の一人は、実際に地震に襲われたときに、
自然と集会所へ足が向いたと言い、
「奇跡じゃなくて、訓練が生きた」と振り返ります。
日頃からの訓練の重要性を改めて感じる出来事です。
建設現場でも避難訓練や火災訓練など行っています。
しかし参加者全員が、真剣に取り組んでいるとは
言えない現場が多いと感じます。
自分を守るため、
そして一緒に働く仲間を守るために、
真剣に訓練を実施したいと思います。
時事ドットコムニュース 1/16(火)記事を
一部参考にしました。
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【編集後記】
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ハタコン事務所があるビルの火災訓練が時々ありますが、
これまで、あまり真剣に参加していませんでした。
反省して次からは一所懸命取り組もうと思いました。
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