社長ブログ

人生を飛躍に導くために大事なことは「倒産」「大病」あと1つは【がんばれ建設2228】

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がんばれ建設 
~建設業専門の業績アップの秘策~
ハタ コンサルタント株式会社 降 籏 達 生
■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■2024年2月14日
NO2228

◆人生を飛躍に導くために大事なことは

「倒産」「大病」あと1つは

船井総研の創業者船井幸雄氏は、

成功者の3条件を

「素直」「勉強好き」「プラス思考」

だとしています。

これは経営者のみならず、

施工管理技術者にもあてはまる内容でしょう。

施工計画を作る際に多くの人の意見を「素直」に聴く。

新たな施工方法や現場運営方法を「勉強」する。

どんな困難になってもなんとかなると「プラス思考」で考える。

一方、「電力王」「電力の鬼」

と言われた松永安左エ門さんは、

大経営者になるためには、

「投獄」「倒産」「大病」が必要と言われています。

これを3つのTとも言います。

松永安左エ門さんは、

このうちの2つ経験して一人前だと伝えています。

私は「投獄」はされていませんが、

ハタ コンサルタントは

2度経営が厳しい時期がありました。

一度目はリーマンショック、二度目はコロナ禍です。

また「大病」とまでは言えませんが、大けがをして

1ヶ月間入院し仕事から離れざるをえませんでした。

ハタ コンサルタントは今年25周年ですが、

私はまだまだ大経営者ではないなと感じています。

『心の処方箋』河合隼雄著によると、

人生には「道草」が重要とのこと。

子どものころは、「道草をしてはいけません」

と親からよく言われたものです。

学校から家に帰るまで道草をせずに、

まっすぐに帰るようにと言われました。

しかし、子どもにとって道草は面白いもの。

小川でザリガニを見つけて捕まえたり、

かくれんぼをしながら歩いたりしたものです。

またいつもの道を通らずに、小山を超えて歩いてみたり、

畑の中を走ったりして「近道」を探したりしました。

今思うと、そんな道草から学んだり気づいたことが

多くあったように思います。

「投獄」「倒産」「大病」はかなりの「道草」です。

しかし、私自身「経営の危機」「大病」のときに

ゆっくり考える時間を持つことができ、

その後の飛躍につながっています。

また、私は現場で大失敗をしたことがあります。

仮設工事を設計、計画し

施工するまではよかったのですが、

撤去のことを考えておらず、

数百万円の損失を出してしまいました。

それ以来、仮設のときには、

撤去計画を欠かさないようにしています。

また法面工事をしているときに、

緊結をしていないロープに

体重をかけてしまったために、

数十メートル滑り落ちました。

幸い別のロープにつかまることができ、

一命をとりとめましたが、

それ以来安全には細心の注意を払うようになりました。

大学入試で失敗したり、

就職がうまくいかなかった方も多いことでしょう。

また今も仕事がうまくいかないと

お悩みの方もいることでしょう。

それらは人生の糧となる「道草」であり、

次なる飛躍に向けての

準備期間となっていることと思います。

『心の処方箋』河合隼雄著を一部参考にしました。

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【編集後記】
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建設業の2023年倒産件数は22年比38.8%増となり、

8年ぶりに1600件を上回ったようです。

役職員が踏ん張って、国土を守るために

がんばって現場運営、企業運営を進めたいものです。

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