社長ブログ

社員の「賃上げ」と同時に取り組むべきことは何か【がんばれ建設2230】

■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■
がんばれ建設 
~建設業専門の業績アップの秘策~
ハタ コンサルタント株式会社 降 籏 達 生
■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■2024年2月19日
NO2230

◆社員の「賃上げ」と同時に取り組むべきことは何か

人手不足が深刻化しています。

そこで中小建設会社も賃金水準の引き上げに

取り組む必要に迫られています。

給料が世間並み以下では社員が定着せず、

優秀な人材が退職してしまうからです。

4月に給与見直しという会社が多いので、

今はその最終の詰めをしている会社があることでしょう。

しかし、社員のモチベーションを上げるためには

「賃上げ」だけでは不十分です。

社員のモチベーションを上げる要因は6つあります。

・待遇、福利厚生(給与、休日、残業)

・安心感(仕事が標準化されているか)

・安全基地(困った時に頼れる人がいるか)

・評価(適切に評価されているか)

・育成、成長(人が育つ会社か)

・貢献(社会に対して貢献しているか)

これらを「仕組化」、「可視化」し、

それを社員に示すことで、

定着と育成につなげることが

これまで以上に大切です。

また「賃上げ」と同時に取り組むべき人事課題は

労働時間管理

シニア社員の活用

女性の活躍推進

キャリアパス整備

研修機会の確保

社員の多様化への対応

健康経営

採用活動

などがあります。

そして、これらの基盤となるのは

「等級制度」「賃金制度」「評価制度」の3つです。

これらが不明確で、年功序列の昇格制度、

賃金制度となっている会社では、公平感が損なわれ、

社員のモチベーションが下がっている可能性があります。

限られた総額人件費の中で

社員のモチベーションを高めるためには、

その効果的な配分が強く求められています。

今年度の賃上げ決定に合わせて、

昇格・昇進の運用を全面的に見直すことも

考えるべきでしょう。

株式会社 賃金管理研究所 メールマガジンを

一部参考にしました。

【編集後記】

今夏に現場支援者育成のための書籍を

出版する運びとなりました。

現場の皆さんが働きやすくなる書籍にできるよう

がんばります。