社長ブログ

なぜ賃金制度が明確だと、人材が定着するのか【がんばれ建設2249】

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がんばれ建設 
~建設業専門の業績アップの秘策~
ハタ コンサルタント株式会社 降 籏 達 生
■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■2024年4月8日
NO2249

◆なぜ賃金制度が明確だと、人材が定着するのか

4月1日より残業時間の上限規制が始まりました。

建設会社では、決め手となる対策をやりきれないまま

4月1日を迎えた、という会社が多いようです。

さて、「働き方改革」とは、

残業時間、休日日数とともに、

それに見合う賃金制度を見直すことも含められます。

特に、国をあげて賃上げが叫ばれているなか、

どのようにして賃金制度を見直すかは重要な課題です。

賃金制度は、

たとえ入社後間もない若手社員にも

その仕組みが分かりやすく、

将来の給料がどのように推移していくかが

イメージできる制度にする必要があります。

そのためには

次の5つのポイントを考慮することが大切です。

1)給料決定ルールの明確化

自分の給料がどのように決められているかを

理解できる必要があります。

基本給や諸手当がどのようなルールかを明確にします。

2)他人との違いの理解

同期や年齢の近い社員との評価の違いを知ることで、

今後どうすれば良いかを知ることができます。

3)今後の昇給がイメージできる

10年後、20年後、

給料がどうなっていくのかを明確にします。

それがないと人生設計ができないからです。

4)自らの努力と賃金との関係

自分がどの部分を努力すれば昇給するのかを明確にします。

そのことで、会社に貢献する人材になることができます。

5)外部環境との関係性

今後の外部環境は好不況に見舞われる可能性があります。

その際、自分の給料がどうなるのかを不安に思うものです。

そのためには、賃金制度の運用ルールがオープンであることが重要です。

先の見えない時代ではあっても、

合理的な賃金制度の下で働けてこそ、

社員は安心して“先を見据えて”

働くことができるようになるのです。

賃金管理研究所メールマガジン

(所長 大槻 幸雄著)を一部参考にしました。

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【編集後記】
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新入社員研修にご参加いただいた方とお話ししていると、

こちらまで新鮮な気持ちになります。

先日は高校野球日本一経験者がいらっしゃいました。

すばらしいですね。

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