社長ブログ

新技術、新工法を採用するリスクと利益をどう考えれば良いのか【がんばれ建設2262】

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がんばれ建設 
~建設業専門の業績アップの秘策~
ハタ コンサルタント株式会社 降 籏 達 生
■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■2024年5月15日
NO2262

◆新技術、新工法を採用するリスクと利益をどう考えれば良いのか

現場での原価低減や工期短縮を目的として、

新技術、新工法を採用することがあります。

一方、新しい工法や技術だからこそ、

リスクがあり、失敗するかもしれません。

たとえば、はしかを予防するためには、

ワクチンを打たないといけません。

しかし、そのワクチンの副作用によって

死ぬかもしれないと、子どもの親が反対します。

でも、それは飛行機が落ちる確率よりも

低かったりします。

実は、特に意識していない毎日のことも

リスクだらけだったりします。

会社に行くために電車に乗ることも、

料理をするためにガスに火をつけることも、

休日に町を歩くことも、

何が起こるかわかりません。

危険がいっぱいです。

ここで大切なことは、

リスクと利益を考えることです。

リスクを過剰に恐れないことが大事ですし、

それよりは利益のほうが大きいかもしれない

ということを頭に入れておく必要があります。

冒頭に書いた

現場にて原価低減や工期短縮を目的として、

新技術、新工法を採用する場合、

そのリスクと利益を天秤にかけて考える

必要があるのです。

一方、本当のリスクは

リスクテイクをしないことです。

そこで生じる機会損失のほうが大きいのです。

リスクに配慮するばかりに、

新技術、新工法にチャレンジをしないと、

いつまでたっても技術者としての成長も

会社の繁栄もありません。

昨今はICT機器を採用する際、

そのリスクをことさら大きな声で言って

導入を阻む人がいますが、

それこそが会社にとってのリスクでしょう。

ホンダの創業者本田宗一郎さんは

「失敗することを恐れるより、何もしないことを恐れろ」

と言っています。

常に、新しいことに挑戦する人でありたいものです。

『凡人のための人生戦略ノート』森田正康著

を一部参考にしました。

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