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がんばれ建設
~建設業専門の業績アップの秘策~
ハタ コンサルタント株式会社 降 籏 達 生
■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■2024年10月21日
NO2323
◆若手社員を「甘やかす」と「可愛がる」の違いとは
Z世代の若手社員に
どのように接したら良いかわからない、
という声をよく聞きます。
ハラスメントをしてはいけない、
と言われているので、
きつく言わないようにすると
今度はなかなか育たない、というのです。
「甘やかす」と「可愛がる」の違いは
分かりにくいものです。
「甘やかす」とは、相手の要求に
無条件で応えてしまうということです。
上司は部下の将来に責任がありますから、
甘やかしてばかりはいられません。
しつけを含めて、若手社員を
一人前に育てていく立場にあります。
しかし、若手社員の将来に
責任を持つ立場にないと思う人は、
相手に嫌われたくないという
心理がまず働きます。
その結果、甘やかしてしまうことになります。
「してやりすぎると、すべてしてもらうことが
当たり前の技術者に育つ」ということなのです。
一から十まで全部してやっておいて、
そのまま放り出されたら若手社員は悲劇です。
一人では何もできない技術者になってしまいます。
「可愛がる」というのは、
大事にする、大切にするということ。
でも、若手社員を可愛がるというのは単に
大事にする、大切にするということだけでなく、
そこに上司や先輩の
責任ということは必要になるので、
『上司、先輩という立場で物事を考えていく』
ということになると思います。
現場に入ったら我慢することや、
頑張らなければならないことが
たくさんあります。
できないことを一つずつできるようにしてあげて
一人立ちした時に現場で頑張っていける技術者を
育てるのが「可愛がる」ことであり、
それが上司や先輩の仕事です。
若手社員を甘やかすのではなく、
可愛がりたいものです。
『致知』2012年12月号
内田美智子著の記事を一部参考にしました。
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【編集後記】
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