社長ブログ

なぜ譲ってもらったときに「すみません」ではよくないのか【がんばれ建設2323】

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がんばれ建設 
~建設業専門の業績アップの秘策~
ハタ コンサルタント株式会社 降 籏 達 生
■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■2024年10月23日
NO2323

◆なぜ譲ってもらったときに「すみません」ではよくないのか

建設現場では

多くの協力会社に所属する人が働きます。

そのため、互いの思惑が交差して

もめ事になることがあります。

◆「われ先に」でなく「お先にどうぞ」

例えば、数社それぞれの荷物を

1つのクレーンで荷揚げすることがあります。

お互いに、われ先に荷物を上げたいと

思っていることでしょう。

そんなとき、

「うちは工期に余裕があるから、お先にどうぞ」

と譲られるととてもうれしいものですし、

われ先にという気持ちを恥ずかしく思ったりします。

工事用エレベーターに乗り降りする際に、

「お先にどうぞ」と譲ったり、

譲られたりする現場では、

現場のコミュニケーションが

うまくいっていることでしょう。

「お先にどうぞ」と言える人こそが、

一流の技術者、技能者だと思うのです。

◆「すみません」でなく「ありがとう」

「お先にどうぞ」と譲ってもらったら、

「すみません」ではなく、「ありがとう」と

気持ちよく甘えるのも礼儀です。

「すみません」と相手に謝るのではなく、

「ありがとう」と感謝の気持ちを表す方が

互いに気持ちがよいものです。

◆「お世話になっています」でなく「ずいぶん秋らしくなってきました」

メールの書き出しに

「お世話になっております」

と書く人が多いです。

さらに次のように続くと、

AIが書いたと思われかねません。

「お世話になっております。

書類を添付します。

よろしくお願いします。」

実際に顔を合わせると

「こんにちは」と言うところですが、

メールの定型文では感情が伝わらず、

冷たく機械的に感じられてしまいます。

私は、あまりなじみのない方には

「お世話になっております」と書きますが、

何度かやりとりをしている相手には、

メールの冒頭に次のように書くようにしています。

「おはようございます。」

「ずいぶん秋らしくなってきました」

「まもなく衆院選挙となり、国の行く末が楽しみです」

「定型文のほうが楽」ですし、

「あまり考えない方が効率的」とも言えます。

しかしコミュニケーションの本質は非効率なもの。

ちょっとした気遣いによって

互いの距離が近くなり、

かえって効率的なやりとりができるようになります。

「自分の言葉を紡ぐ」ことは、

語彙力を高めるとともに、

人と人とのコミュニケーションを

丁寧にする習慣になります。

『センスいい人がしている80のこと』

有川真由美著を一部参考にしました。

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