なぜ完璧主義が仕事の効率低下を招いているのか【がんばれ建設2325】
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がんばれ建設
~建設業専門の業績アップの秘策~
ハタ コンサルタント株式会社 降 籏 達 生
■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■2024年10月28日
NO2325
◆なぜ完璧主義が仕事の効率低下を招いているのか
働き方改革を進めようとしても、
社員の残業をなかなか減らせないという
声をよく聞きます。
特にある特定の社員が、
いくら言っても残業を減らせないとのこと。
そのような方は
「完璧主義」であることが多いです。
納得がいき、完璧に仕事をやらないと、
終えられない人です。
META創業者、マーク・ザッカーバーグは
次のように言っています。
「完璧を目指すよりまず終わらせろ」
また森信三さんは『修身教授録』にて
次のように言っています。
「仕上げはまず八十点級というつもりで、
とにかく一気に仕上げることが大切です。
これはある意味では
拙速主義と言ってもよいでしょうが、
このいい意味での拙速主義ということが、
仕事の処理上、一つの秘訣と言ってよいのです。」
つまり仕事の出来は80点でいいので、
完璧主義でなく拙速主義で進めよ、
ということです。
完璧を目指すと、残業をしてまで行おうとするし
提出期限に遅れてしまったりします。
また他人の評価を気にしすぎてしまうために、
仕事を終わらせることができない人もいます。
まわりからどう思われているか、
気になってしかたないのです。
途中は少しミスがあっても、素早く仕上げる、
という考えも時には必要でしょう。
『新 自分を磨く方法』
スティービー・クレオ・ダービック著を
一部参考にしました。
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【編集後記】
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私自身も完璧主義に近いので
拙速主義で仕事をするよう
心がけようと思います。
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