下水道工事での重大災害から学ぶこととは【がんばれ建設2329】
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がんばれ建設
~建設業専門の業績アップの秘策~
ハタ コンサルタント株式会社 降 籏 達 生
■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■2024年11月8日
NO2329
◆下水道工事での重大災害から学ぶこととは
2024年9月の大雨時に相模原市の下水道工事中に
作業員2人が流された事故が発生しました。
下水道(雨水)の耐震化工事で、
既設の下水管の内部に鋼製管を設置する工法でした。
元請けと1次下請けがそれぞれ1人ずつ、
2次下請けが6人の8人体制で作業。
管内に作業員7人、地上に監視員1人を
配置していました。
監視員が大雨で水位上昇の恐れが
あることを管内へ入り作業員に伝え、
7人は避難を始めました。
しかし、管内の水位が急に上昇し、
2人が流されてしまいました。
その後の調べで、
現場の危険を知らせる回転灯が作動しておらず、
無線機は故障していたことが判明しました。
緊急事態を想定して、
事前に予防処置と緩和処置を
実施する必要があります。
今回のケースですと、
予防処置は降雨量により
作業中止基準を決めておくことや
避難訓練の実施、緩和処置は無線機や
回転灯で危険を作業者に知らせることでしょう。
ちなみに、国土交通省が定めた手引きでは、
情報の伝達方法として無線機やブザー付き
回転灯などを設置することを求めています。
近年の異常気象で現場の危険度が増しています。
地下工事においては、今回のような増水、
そして酸欠災害に備え、予防、緩和処置を
実施する必要があります。
日経クロステック/日経コンストラクション
2024.10.10筒井 爽人著の記事を
一部参考にしました。
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【編集後記】
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ショート動画でハタ コンサルタント株式会社の
講師紹介をしています。
ぜひご覧ください。
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