パワハラで「人生終わった」人から学ぶ教訓【がんばれ建設2331】
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がんばれ建設
~建設業専門の業績アップの秘策~
ハタ コンサルタント株式会社 降 籏 達 生
■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■2024年11月13日
NO2331
◆パワハラで「人生終わった」人から学ぶ教訓
元ラグビー監督の松井英幸さんは、
流経大付属柏高校でラグビー部の創部に関わり、
立ち上げから8年で花園に出場。
21年連続を含む23回出場の強豪チームに育て、
高校日本代表の監督も務めました。
しかし、15年にパワハラ問題で監督を解任されたのです。
松井さんは、勝つことが優先され”体育会系”の
指導が許されがちだったリーダーたちに
「俺みたいになるな」と説いています。
では昭和世代の上司は、今どきの若者と
どうつきあえば良いのでしょうか。
昭和世代は怒られることしかなかったので、
叱ることと怒ることは自然に身についている。
さらに、情熱があればあるほど、
言動が荒くなってしまいます。
松井さんが経験した昭和世代のスポーツ界と
建設業界は似たようなところがあるように思います。
その上で、
松井さんは、今後の指導方法について、
次のように言われています。
相手の言うことを傾聴することが大切。
それを受容し、承認する。
上司が部下を見ているというところを示す。
大体は言葉をかけるより聞いてあげた方がいいのです。
質問して、アドバイスをしない。
なぜやらなければならないのかを説明し、
自ら答えを導き出させてあげないといけません。
そして感情はコントロールできないけれど、
行動はコントロールできます。
アンガーマネジメントでいうと、
頭にくることがあっても、
6秒間我慢することで怒りの感情が収まります。
これらを実施することはめんどくさいことですが
部下との関係性を築くためには必要なことです。
現在、「パワハラで人生をしくじった
元名監督に学ぶ 変わる勇気」
松井英幸著が話題になっています。
どうしてもパワハラ的な
発言をしてしまうという方は、
ぜひ読んでみてください。
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【編集後記】
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ハラスメントは近年、
より対応が厳しくなってきています。
昭和世代の私も心します。
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