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がんばれ建設
~建設業専門の業績アップの秘策~
ハタ コンサルタント株式会社 降 籏 達 生
■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■2024年12月13日
NO2339
◆なぜあの人は資格を取り続けることができるのか
建設業で仕事をしている限りは、
資格が必要です。
1級施工管理技士は当然のこととして、
一級建築士、技術士、建築設備士などがあると
仕事の幅が広がります。
私は建設技術コンサルタントとして
これまで20万人近い方々と会ってきました。
その中に驚くほど多くの資格を
取得されている方がいました。
40歳のAさんは、研修の合間の休憩時間になると
受験参考書を開いて勉強されています。
聞くと毎年必ず1つの資格を取得されているとの
ことで、その時点で20の資格を持っておられました。
先日ハタ コンサルタント株式会社に入社した
Nさんは52歳で、資格をなんと80持っています。
《君こそが憧れる存在になれ。なぜなら、
君は友にとって、超人を目ざして飛ぶ一本の矢、
憧れの熱意であるべきだから。》
(ニーチェ/ツァラトゥストラ)
ということばがあります。
「時間がなくて資格が取れない」
「1級施工管理技士があれば他には資格はいらない」
と言って勉強しない人によく会います。
一方で、周囲に常に勉強しており
「矢のように飛んでいる」方がいると
多いに刺激を受けるでしょう。
「あの人、久しぶりに会ったけれど、
相変わらず矢のように飛んでいたなあ」
と思わせるような、情熱と勢いのある人です。
自分が好きなものに夢中になって
「矢のように飛んでいる」人は、
輝いて見えるものです。
先日出会った62歳の建設技術者は、
「ITパスポート」資格取得のために
勉強していると言っていました。
ちょっと種類は違いますが、
私が一緒にサッカーをしている仲間に
85歳でグランドに立つ方がいます。
見た目は明らかに85歳なのですが、
グランドでは「矢のように」走られます。
このような方々は、その存在に憧れます。
何歳になっても夢中になって
飛んでいる人がいます。
若いときは向上心があっても、
30歳を過ぎるとだんだん衰えてくるものです。
一方で年々学ぶ意欲が高まる人もいます。
私は歳をとるにつれて学ぶ意欲が増す
「知的加速度」が大事だと思うのです。
建設技術者としてニーチェが言う
「超人を目ざして飛ぶ一本の矢」という存在に
なりたいものです。
『君は君の道をゆけ』齋藤孝著を
一部参考にしました。
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【編集後記】
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昨日ある建設会社で研修を行いました。
すると読書の習慣がある人とない人では
明らかにリーダーシップの差がありました。
資格試験の勉強や読書で学ぶことの重要性を
改めて感じました。
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