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がんばれ建設
~建設業専門の業績アップの秘策~
ハタ コンサルタント株式会社 降 籏 達 生
■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■2024年12月4日
NO2336
◆上司やお客様からの無茶振りにどこまで応えたら良いのか
現場で仕事をしていると、多くの方と接します。
お客様、協力会社、近隣住民、
そして上司や部下。
それらの人たちとの人間関係がうまくいかない、
という悩みをよく聞きます。
私は礼儀を尽くした上で、あまりにも
「いい人」になる必要はないと思います。
「いい人」は、人から嫌われることを恐れ、
自分の意見を相手に合わせすぎてしまいます。
時には「嫌われる勇気」を
持つ必要があるでしょう。
これは「自分勝手」とは異なり、
自分で規範やルールを決めて、
「自律」して動くということです。
会社が決めた「懇親会」には
喜んで参加しますが、
家族と過ごしたいときの
上司からの食事のお誘いは
「今日は家族と食事をします」と伝えて
断ってもよいでしょう。
理屈に沿ったお客様からの値引き要求には
応じてもよいですが、理不尽な要求には
「その金額では受けられません」と伝えるべきです。
騒音や振動でご迷惑をかけている近隣住民には
きちんと対応すべきですが、
過度な要求に対しては「それはできません」
というべきでしょう。
ただし一方で、
自分が成長するために多少の無理は必要です。
身体を柔らかくするために行うストレッチは、
「いてて」と感じるくらいに身体を伸ばすと
効き目があります。
つまりあまりにも楽すぎると成長せず、
「いてて」の負荷を自らにかけると成長するのです。
上司から残業を指示されたとき、
これを行うことで自分の成長につながると思えば
「いてて」と感じ、やりきるべきです。
近隣住民から無理難題を言われたとき、
これを乗り越えると自分の交渉力アップに
つながると思えば「いてて」の負荷です。
「いい人」になりすぎず、かつ自分に
「いてて」の負荷をかけることが
心身ともに健康を維持する秘訣だと思います。
『「やりすぎ」をやめれば全部うまくいく』
西脇俊二著を一部参考にしました。
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【編集後記】
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例年、建設会社が多忙な1~3月は
研修ご依頼が減るのですが
今年は、年度末にも研修依頼が多いです。
特に新入社員を迎える上司のための
研修依頼が増えています。
新入社員が働きやすい現場を作りたいものですね。
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