建設会社のお困りごと支援 ハタ コンサルタント株式会社

社長ブログ

なぜ厳しい条件や工期の現場を担当すると人は成長するのか【がんばれ建設2343】

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がんばれ建設 
~建設業専門の業績アップの秘策~
ハタ コンサルタント株式会社 降 籏 達 生
■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■2024年12月23日
NO2343

◆なぜ厳しい条件や工期の現場を担当すると人は成長するのか

 

よく「施工条件が厳しすぎる」

「会社のルールや規則が多すぎる」

などという話を聞きます。

たしかに施工条件やルール、規則は

ゆるい方が仕事はしやすそうです。

 

ドイツの大文豪ゲーテは

「制限の中において初めて、名人はその腕を示す」

と言っています。

確かに、絵は必ず額に収まっています。

もしも額がなく、どんな 広さで描いてもいいと

言われたらかえって絵は描けないでしょう。

額があることによって、

つまり制限の中で描くからこそ、

名画が生まれるのです。

 

現場も同じです。

制限があってこそ建設物が輝くのです。

狭く小さなエリアにビルを建てようとすると

資材置き場などに苦労するものです。

近隣に住宅が多く、苦情が多い地域だと

騒音や振動に気を使うでしょう。

しかしその条件の中で工夫するからこそ

人は成長します。

 

私が経験した水力発電所建設工事では、

冬は氷点下20度になる立地でした。

すると地盤が凍ります。

その後、春になるとその氷が溶けて

クレーンの基礎が動いてしまいました。

たいへん苦労しましたが、

その結果自らの成長を感じました。

 

時間にも制限があります。

定められた工期の中で

施工する必要があるのです。

さらに私たちの人生も限られています。

限られた時間の中でどう生きるか、

それが人生の質を決定するのでしょう。

 

「いつかそのうち」と言っているうちに

時間は過ぎてしまいます。

「いつか一級建築士や技術士を取りたい」

「いつか自分で現場を仕切りたい」

「いつか部長になりたい」

 

しかし多くの場合、

忙しい、時間がないと言って行動しません。

制限の中において、条件を活かして、

どう自分の理想を実現するか、自分の人生を

充実させるかが一流の技術者の条件だと思います。

 

『人生心得帖』藤尾秀昭著を一部参考にしました。

 

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【編集後記】
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明日はクリスマスイブです。

私は赤と緑のネクタイをしようかと思っています。

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