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がんばれ建設
~建設業専門の業績アップの秘策~
ハタ コンサルタント株式会社 降 籏 達 生
■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■2024年12月18日
NO2341
◆転職した若手社員の生の声を聞いてみた
なぜ若手社員が辞めてしまうのでしょうか。
残業、休日、給与などの待遇を良くしても
辞めてしまったという声をよく聞きます。
日本経済新聞がオープンワークの協力を得て、
社員口コミサイトの6680社への投稿を分析した
結果をもとに、建設業に置き換えてご紹介します。
◆前職でモヤモヤしたことはなんですか
「人事評価が不満だった。はた目にはあまり
仕事をしていない同僚が評価されていて、
基準がわからなかった」
「表向きはホワイトだが、実はパワハラ上司も
いて『上司がちゃ』の当たり外れが大きい。」
◆なぜ転職の決意に至ったのですか。
「現場で新技術や新工法の採用を提案したものの
上司の『目の前の現場のことだけ考えろ』の
一言にとてもショックを受けた。
5年以上ここにいて転職を逃すと、
労働市場での価値がなくなると危機感が募った」
「自分がこの会社で成長できるのかという
不安が大きい。活躍している同世代の
SNS投稿を見て焦りが生まれた。
体力がある20代で様々な経験をすれば、
30代以降に選択肢を増やせる」
◆前職がどういう環境であれば、転職しませんでしたか。
「入社後のギャップが大きいと
離職につながりやすい。就活時に
『若手の声を吸い上げる社風だ』と
言われていたが、トップダウンの指示が強く
上司に話を聞いてもらえなかった。
もっと、話し合える場があればやりがいにつながった」
「若者は残業したがらないと言われるが、
私は違う。意義がわからない仕事は苦痛だが、
成長を感じる仕事は楽しく、いくらでもできる。」
◆転職後の職場をどう評価していますか。
「新卒一年目が小規模ながら
一現場を任されていて衝撃だった。
『自分は今まで何をしていたのか』と焦る。
前職より大変だが、成長を実感できてうれしい」
これらをまとめると次のようになります。
・基準に基づいて公平に評価してほしい。
・担当の上司によって成長度合いが異なる。
・若手の声や提案を受け止めてほしい。
・成長を実感できる仕事であれば残業を厭わない
人事評価に関する書籍を執筆しました。
1月に発刊します。ぜひ若手の定着率を
高めるためにも評価基準の構築、見直しを
考えてみてください。
日本経済新聞9月19日の記事を
一部参考にしました。
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【編集後記】
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先日は、シニアサッカー県リーグの最終戦でした。
攻めていたのですがドローで終わりました。
来年は仕事もサッカーも攻めきります。
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