いま組織に欠けているのは 「承認力」

昨今、部下育成や社内の人間関係の構築が苦手な人が増えています。
インターネットが普及した現代では簡単に必要な情報だけやり取りすることができ、
直接顔を突き合わせなくても仕事ができます。
若い世代を中心に他人からの干渉を嫌う傾向が強くなり、人間関係が希薄化していると言われています。
しかし、これでは社内に結束は生れず、リーダーシップが発揮されることもありません。
誰でも「他人から認められたい」という思いを持っています。
他人との信頼関係を築くためには、相手を承認し、尊敬する姿勢がなければなりません。
承認とはただ単に褒めることではなく、その人の行動や存在を認め、それを伝えることです。
そのために本当に必要なことは、まず自分自身がありのままに自分を承認することなのです。
それはつまり自己肯定感であり、承認する力の源です。
自分を信頼しているからこそ他人を信頼し、相互に協力できる関係を築き上げることができるのです。
ISO推進フォーラム3月例会では「承認力」をテーマに、
良い人間関係を構築して強い組織を作るメソッドをお伝えします!
ISOのキーワード:
5.1リーダーシップ
7.3認識
7.4コミュニケーション
日 時 | 2019年3月16日(土) 9:00~12:00 |
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会 場 | 愛知県産業労働センター(ウインクあいち)10階 1005 地図は コチラ (名古屋市中村区名駅4丁目4-38) |
参加費 | 一般参加:3,000円 (※初めてのご参加は特別価格1,000円!) ISO推進フォーラム会員:無料 |
対象者 | ・これからISOを取得しようとする方 ・自社のISOを見直したい方 ・ISOコンサルタント、ISO審査員の方 ※特に管理責任者の方に最適です。 |
ISO推進フォーラム入会について (今後もこの会に参加したい方へ) |
入会費:1,000円 年会費:10,000円 |
講演内容
5.1 リーダーシップ及びコミットメント
- 【目的】QMSの構築,実施及び改善に対する経営者の責務をはっきりさせる。
5.1.1 一般
- トップマネジメントは,次に示す事項によって,品質マネジメントシステムに関する
リーダーシップ及びコミットメントを実証しなければならない。
a)品質マネジメントシステムの有効性に説明責任(accountability)を負う。
b)品質マネジメントシステムに関する品質方針及び品質目標を確立し,
それらが組織の状及び戦略的な方向性と両立することを確実にする。
c)組織の事業プロセスへの品質マネジメントシステム要求事項の統合を確実にする。
d)プロセスアプローチ及びリスクに基づく考え方の利用を促進する。
e)品質マネジメントシステムに必要な資源が利用可能であることを確実にする。
f)有効な品質マネジメント及び品質マネジメントシステム要求事項への適合の重要性を伝達する。
g)品質マネジメントシステムがその意図した結果を達成することを確実にする。
h)品質マネジメントシステムの有効性に寄与するよう人々を積極的に参加させ,指揮し,支援する。
i)改善を促進する。
j)その他の関連する管理層がその責任の領域においてリーダーシップを実証するよう,
管理層の役割を支援する。
注記 この規格で“事業”という場合,それは,組織が公的か私的か,営利か非営利かを問わず,
組織の存在の目的の中核となる活動という広義の意味で解釈され得る。
解説
・2008年版規格以上にトップマネジメントに対して、QMSに直接的に携わることが要求されています。
・箇条5.1.1「一般」には,そのための具体的な要求が含まれています。
・5.1.1で「…確実にする」という表現の要求事項については、他の人員に業務の完了を託すことができるが、
「促進する」「担う」「携わる」または「支援する」という表現の要求事項の活動は委譲することはできません。
これらはトップマネジメント自身が実施する必要があります。
・要はトップがQMSに対して「望ましい結果が出るように積極的に介入して指揮・指導する」といった要求です。
実際,トップマネジメントがその気になって強いリーダーシップを発揮しなければ,ほとんどの場合QMSはうまく機能しません。
カリキュラム
- ■信頼関係を構築するための「承認力」
- ■対等な協力関係の基礎になる「承認力」
- ■自分をありのまま受け入れる「承認力」
講師プロフィール
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技術士 建設部門、総合監理部門
財団法人 生涯学習開発財団認定コーチ藤田 信一Shinichi Fujita
【経歴】
1946年生まれ。大阪大学土木工学科卒業後、オハイオ州立大学で工学修士を取得。 全国各地で高速道路の建設、橋のメンテナンスに携わった後に大同大学で道路工学担当講師として教鞭を執る。 64歳(2010年)頃から人材育成に興味を移し、(一財)生涯学習開発財団の認定コーチとなって活動を始め、 その後、人々の主体性を育てる専門家を認定するNPOマザーズサポーター協会認定コンサルタント2級を取得するともに、 2018年には人々の職業キャリア・プラニングおよび開発を支援する(国家資格)キャリアコンサルタントの資格を取得し、 活動の幅を広げている。現在、日本キャリア開発協会会員。
【保有資格】
技術士建設部門(鋼構造および鉄筋コンクリート) 総合技術監理部門 基本情報技術者 (国家資格)キャリアコンサルタント (一財〉学習開発財団認定コーチ、英検1級