「トンネルを掘るように、未来を切り拓く」
140年を超える老舗ゼネコンが挑む、“人と技術”の新しい継承のかたち
技術の継承だけでは、未来をつくれない
創業140年を超える歴史を持つ飛島建設株式会社。
山岳トンネルやシールドトンネルなど、
大型土木工事において独自技術を武器に国内外で数々のプロジェクトを手がけてきました。
また、飛島建設では、1994年から毎年 南極地域観測隊に技術者を派遣し、
南極・昭和基地における設備メンテナンスや各施設の整備など、
現地のあらゆる建築・土木作業全般に「現場監督」として従事しています。

長年培ってきた技術とノウハウを未来へとつないでいく——それは、建設会社にとって当然の使命です。
しかし、飛島建設が見据えたのは、ただの「技術の伝承」ではなく、“変化を生む”新たな教育のあり方でした。

「誰にどう教えるのか」から迷っていた、あの頃
社内には体系的な教育がすでにありました。先輩社員が講師となり、等級ごとの研修が行われていました。
けれども、これからの建設業界で生き抜くには、それだけでは足りない——。
当時、研修を見直す任務を担っていた土木企画部の田畑さんは、こう振り返ります。
「私自身、教育に関して右も左もわからない状態で、何から手をつけていいかわからなかったんです」
外部講師を探し回る日々。手がかりは、インターネットの情報だけ。
そんな中、偶然目にしたのがハタコンサルタントのホームページでした。

「この人しかいない」とビビッときた——即日問い合わせ
降籏代表のプロフィールを見た瞬間、「この人なら、研修の形を変えてくれる」と確信したといいます。
問い合わせフォームから送信したのは夜にもかかわらず、翌日には丁寧なレスポンスが届きました。
「対応のスピードと熱量に、ここしかないと心が決まりました」
限られた時間の中で、講師の調整からカリキュラムの構築までサポートを受け、無事に研修を実施。
以降、毎年ハタコンサルタントの研修を導入することが恒例となりました。
「技術を教える」ではなく、「あり方を育てる」研修
セミナーを受講した職員たちは、現場では得られない学びを得たと語ります。
「自分の立ち居振る舞いや、言動への意識が変わった」
「ただ技術を学ぶのではなく、“人としてのあり方”にも気づかされた」
受講者がそれぞれの現場に持ち帰った学びは、日々の業務の中で自然と活かされていきました。

“人間力”という名のトンネルを掘る
飛島建設が目指すのは、単なる即戦力の育成ではありません。
「飛島らしさ」を宿した技術者が、個性を発揮しながら活躍できる環境を育てること。
そして、継承すべきDNAに、時代に応じた「人間力」という要素を掛け合わせること。
「これからの研修は、“意識を変えるための装置”として、より強化していきたい」
その思いとともに、飛島建設はこれからも、人と技術の未来を掘り進めていきます。
