なぜ、技術者不足で法違反、倒産が増えているのか【がんばれ建設2272】
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がんばれ建設
~建設業専門の業績アップの秘策~
ハタ コンサルタント株式会社 降 籏 達 生
■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■2024年6月7日
NO2272
◆なぜ、技術者不足で法違反、倒産が増えているのか
建設業法違反で処分を受ける事例が増えています。
「専任の主任技術者を配置すべきなのに、営業所の専任技術者を配置した」
「資格要件を満たさない者を専任技術者として配置した」
「発注者に提出する技術職員名簿に退職者を記載した」
いずれも技術者の人手不足が原因です。
「技術者が足りず仕事が回らない」
「新入社員が入っても教育がうまくいかず、すぐに辞めてしまう」
「中堅社員の離職も増えている」
違反を犯した会社からは
このような声があがっています。
一方、2023年の
人手不足が原因による倒産260件のうち、
建設業は91件を占めています。
倒産した建設会社は、プロジェクトが進行中に
複数の中堅社員が退職してしまいました。
その結果、外注依存率が高まり、
資金繰りが厳しくなり倒産にいたったのです。
ある若手社員に話を聞くと、
ろくな教育を受けていないのに入社2年目に
工事を任せられたと話していました。
そのため、現場運営がうまくいくはずがなく、
上司も多忙で支援も受けられず
散々だったとのこと。
しばらくして、その若手社員は
退職してしまいました。
若手社員が新規に
現場を担当する際に、困らないように
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日経クロステック/日経コンストラクション
2024.05.07の記事を一部参考にしました。