社長ブログ

どうすればZ世代の貢献意欲、成長意欲を高められるのか【がんばれ建設2271】

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がんばれ建設 
~建設業専門の業績アップの秘策~
ハタ コンサルタント株式会社 降 籏 達 生
■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■2024年6月5日
NO2271

◆どうすればZ世代の貢献意欲、成長意欲を高められるのか

Z世代は、

貢献意欲と成長意欲が高いと言われています。

「社会や会社に貢献したい」「自ら成長したい」

という気持ちが強いということです。

そのため、働くことで貢献意欲や

成長意欲を感じることができれば、

その会社で長く働こうと思うでしょう。

逆に、それらを感じなければ

辞めたくなってしまいます。

ではどうすれば、

社員の貢献意欲、成長意欲を

高められるのでしょうか。

もしも、社会や会社へ貢献することや、

自ら成長することを、上司が部下に命じたら

どうなるでしょう。

「なぜ組織に貢献しなければいけないのですか。理解できません」

「私は自分が成長しなくてもいいと思っています。

 なぜ成長しなければいけないのですか」

という返答が返ってきそうです。

実際にこのように話した若手社員を

私は知っています。

「貢献」について、経営の神様と言われる

ピーター・ドラッカーは次のように言っています。

「自らの果たすべき貢献を考えることは、 

知識の段階から行動の段階への起点となる。 

問題は、何に貢献したいと思うかではない。 

何に貢献せよと言われたかでもない。

何に貢献すべきかである」

『明日を支配するもの』

つまり、貢献は、

指示でも命令でもなく、自発であり、

しかも貢献したいか、したくないかという

選択の余地もない、とドラッカーはいっています。

さらに次のように言っています。

「貢献に焦点を合わせることによって、

自らの狭い専門やスキルや部門ではなく、

組織全体の成果に注意を向けるようになる。」

『経営者の条件』

つまり、社員が「貢献」に目を向けるように

することで、「成果」を出すことに意識が向く

ようになるのです。

つまり、会社や上司が行うべきことは、

「貢献せよ」、「成長せよ」と強制するのではなく

「貢献したくなる」「成長したくなる」ような

環境を作ることです。

例えば次のようなことを行い、

貢献意欲、成長意欲を高めている

会社があります。

◆貢献したくなる施策

・工事に何らかの関与をした社員

 (短期間の工事担当者、総務、営業等)も竣工式に参加させる

・営業担当が聞いたお客様の声を社内で共有する

・工事の様子を動画にまとめる(プロジェクトXのように)

◆成長したくなる施策

・個人キャリアプランを作成し、毎月上司が成長度を評価する

・ちょっと背伸びした目標を与え到達したら評価する

・上司が部下に権限委譲し、うまくできたら褒める

いつまでたっても

上司の手伝いばかりさせられていると、

貢献意欲は高まりません。

また、この上司と一緒にいても

成長できそうにない、と部下が思えば

成長意欲は高まりません。

若手の貢献意欲、成長意欲を高められるような

組織作りを進めたいものです。

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【編集後記】
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現在ホームページの更新作業をしています。

まずはペルソナの設定(お客様像の明確化)をしています。

どんなお客様がホームページを

ご覧いただいているのかと考えるのは楽しいです。

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