「ただ今ご紹介いただきました〇〇です」はなぜダメなのか【がんばれ建設2290】
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がんばれ建設
~建設業専門の業績アップの秘策~
ハタ コンサルタント株式会社 降 籏 達 生
■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■2024年7月22日
NO2290
◆「ただ今ご紹介いただきました〇〇です」はなぜダメなのか
朝礼でちょっとした講話を
話すことがあるでしょう。
また安全大会など大勢が集まる場で
話をする機会があるかもしれません。
そんな時に、次のような
決まり切った話し始めをしても
聞き手は興味を持ってくれません。
「ただいまご紹介にあずかりました〇〇です」
「暑い中お集まりいただきありがとうございます」
「足元の悪いなか、ご参集いただき感謝いたします」
ここで話し始めの話法として
「問いかけ話法」「呼びかけ話法」を
ご紹介します。
◆最初に問いかけて話に引き込む
一方的に話さずに、
双方向でコミュニケーションが取れるという点で
優れているのが「問いかけ話法」です。
問いかけとは、
「みなさんは、××したことはありますか?」
と聞き手の心に問いを立てる方法です。
「昨年、熱中症で死亡した方は何人だと思いますか」
と問いかけます。
ここで少し間(ま)を空けます。
すると聞き手は「何人くらいだろう」と考えます。
そして「実は〇人なのです」と伝えるのです。
ここで聞き手が考える間(ま)が重要です。
問いに対して聞き手が考える時間を
確保するようにしましょう。
◆アクションを促す「呼びかけ話法」
呼びかけ話法は
「みなさんは、××したことはありますか?
××したことのある方は手を挙げてください」
といったように、
その場で聞き手にアクションを促す方法です。
呼びかけを行うと、
聞き手は手を挙げたり、拍手をしたり、
なにかしら行動が求められるため
話に飽きずについてきてくれる効果があります。
「今日朝ご飯を食べて現場に来た方は手を上げてください」
聞き手が手を上げるのを確認して
「熱中症予防には、朝食が重要です。
一日の最初に食べる朝食で水分と塩分を
しっかり補給しておくことで、その後の
水分不足や塩分不足を予防できるからです」
と伝えると、
しっかり聞いてくれるでしょう。
「問いかけ話法」「呼びかけ話法」を用いて、
聞き手の心をつかむ話し方を身につけたいものです。
『話し方の戦略 「結果を出せる人」が
身につけている一生ものの思考と技術』
千葉 佳織著を一部参考にしました。
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【編集後記】
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多くの学校が夏休みに入りました。
ハタコンには、小学校に行くお子さんがいる
社員さんが多いため、
夏休みには親の負担が増えるようです。
親子ともがんばってほしいものです。
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