なぜ「も」を使うと相手の心をつかむことができるのか【がんばれ建設2298】
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がんばれ建設
~建設業専門の業績アップの秘策~
ハタ コンサルタント株式会社 降 籏 達 生
■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■2024年8月9日
NO2298
◆なぜ「も」を使うと相手の心をつかむことができるのか
人材育成の手法の一つに
「ほめる」ことがあります。
しかしうまくほめないと効果はありません。
ではどのようにしてほめると効果的なのでしょうか。
◆3Sを使ってほめる
3S:すごい、さすが、すばらしい
を使うとうまくほめることができます。
1) 「すごい」:ただ単にすごいというのはNGです。
「施工図を1時間でチェックができるなんてすごい」
「設計変更増額をお客様に認めてもらえたとはすごい」
などのように具体的にすごいと言うのが正解です。
2) 「さすが」:1対1の場面でも使えますが、
大勢がいる人前で
「さすがですね」と言うのがよいです。
また
「職人の○○さんもさすがと言っていた」
などの第三者の情報として使うと
より効果的です。
3)「すばらしい」:そのままでも効果的ですが、
「パトロールで確認する視点が違ってすばらしいですね」
「利益率を5%も改善するなんてすばらしいです」
などを、すばらしいにひと言付け足すのが
おすすめです。
◆大波、小波でうなずく
人は自分の話を
きちんと聞いてくれないと感じると
口が重たくなります。
逆にこの人はしっかり聞いてくれていると
感じると親しみがわき、
おのずと口が軽くなります。
大切なことは「うなずきの仕方」です。
それは「うなずきの大波小波」です。
相手の話を聞きながら、
「うん、うん」と小さいうなずき(小波)を
2回ほど入れ、その後、「なるほど!」と
大きなうなずき(大波)を1回入れるのです。
小波で聞いていることを示し、
大波で納得したことを示すのです。
◆「も」を使うと心をつかむことができる
ひらがなの「も」はとても効果的です。
たとえばこんな感じで使います。
×「ありがとう」
↓
〇「いつ“も”ありがとう」
×「マスター工程を作成できるなんてすごい」
↓
〇「マスター工程“も”作成できるなんてすごい」
×「今日のKYKは良かったね」
↓
〇「今日のKYK“も”良かったね」
言っていることは同じですが
「も」を使うだけで、相手は
「いつも自分のことを気にかけてくれている」
という気持ちになり、うれしさを感じてくれます。
『今こそ使える昭和の仕事術 ビジネスマン
30年生の経験がたった3分で身につく』
後田良輔著を一部参考にしました。
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【編集後記】
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あすからお盆休みという方が多いと思います。
がんばれ建設メルマガも来週はお休みいたします。
またお盆休み明けにお目にかかりましょう。
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