研修で学んだことを身につけるたった一つの方法とは【がんばれ建設2294】
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がんばれ建設
~建設業専門の業績アップの秘策~
ハタ コンサルタント株式会社 降 籏 達 生
■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■2024年7月31日
NO2294
◆研修で学んだことを身につけるたった一つの方法とは
私は現在、建設技術に関する研修講師や
コンサルティングを行うことが主たる業務です。
研修に関して、次のような調査結果があります。
研修を受講して、その内容を現場にて
実践する人は20%、実践し続ける人は
その20%であるというものです。
つまり研修を受講して学んだことを
現場で実践し続ける人は、
0.2×0.2=0.04
つまり4%しかいないということになります。
それでは研修を受講していただく意味がないので
私は研修後必ず課題を出して、強制的に
現場にて実践していただいています。
実践課題の一つに
「研修で学んだことを一緒に働いている上司や部下に話す」
というものがあります。
学んだことを人に話すことで、
知識は記憶として定着し、知恵となって
バージョンアップします。
さらに繰り返し話すうちに、
「ひと言でいうと」などのように
知識が凝縮されます。
例えば研修にて原価低減技術を学んだとします。
最初はその学んだことを、
単に話しているだけですがそのうち
「原価低減技術には5つあり、もっとも
大切なことは歩掛かりを把握することだ」
などのように知識が凝縮されます。
あたかも格言として
語ることもできる質まで練り上げられると、
立派な研修講師と言えるでしょう。
だいたい、同じ話を5回しゃべると
自分のものになります。
さらに、
「●年前に施工した工事で例えると。。。」のように
実際の施工事例やたとえ話と共に話すことが
できるようになると、聞いている人の頭の中に
工事の様子が浮かぶようになります。
「学んだことは人に伝える」を
実践してほしいと思います。
『最高のアウトプットができる スゴイ学び方』
山崎拓巳著を一部参考にしました。
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【編集後記】
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お盆休みまであと2週間ほどになりました。
お盆前は作業を前倒しで行おうとしますので
多忙なことでしょう。
くれぐれもご安全に。
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